ピロティ~旅行記 ~世界征服を企む男の旅~

世界征服を企む一人の男が世界一周をするという旅行記です。 俺の夢は世界征服(=世界中に友達を作ること)です。 地球上のあらゆる土地に足を運び、その土地の人たちと触れ合い、価値観や人生観をぶつけ合えたらと思って世界に飛び出ることにしました。

海外旅行に魅了されたきっかけ

先日、『海外に魅了されたきっかけ』を書きましたが、僕が"海外旅行"にハマり出したのは、大学一年生の夏休みにサークルの先輩2人と計3人で行ったカンボジアがきっかけでした。

その時はタイも同時に行ったのですが、ちょうどサーズが流行っていた時でした。
カンボジアのシムリアップには日本からの直行便がないため、タイからプロペラ機で飛びました。持って行ったカメラは使い捨てカメラでした。。。笑

シムリアップから、カンボジアのデコボコ道をバスで揺られ、アンコールワットに着いた時は目の前に出現した本物の世界遺産に本当に感動しました。
19世紀にフランス人のアンリ・ムオが密林に埋もれたアンコールワットを発見した時はさぞ感動したんだろうな、と思ったのを覚えています。

その感動が忘れられず、それから大学時代は夏休み、春休みの度に海外に行くようになりました。大学院受験が控えていた4年生の夏は行ってないけど。。。

ちなみに、今まで行った国は下記の通りです。

9歳:アメリカ(ハワイ)
20歳:タイ、カンボジア、アメリカ
21歳:シンガポール、マレーシア、タイ、韓国
22歳:イタリア、ドイツ、フランス
23歳:アメリカ、インドネシア(バリ)
25歳:フィリピン(セブ)、イギリス
28歳:オーストラリア
29歳:スイス、ベルギー、ルクセンブルク、オランダ、オーストリア



予防接種 ~A型肝炎1回目&破傷風追加分~

今日は、2回目の予防接種に行ってきました。

相変わらず閑散としたフロア…。
患者さんは一人しかいませんでした。

受付でスケジュール表を渡し、今回の予防接種ワクチンを確認し、待つこと30秒ほど…。
今日もまたサンボばあちゃんが僕の名前を呼んでくれました。笑

右腕にA型肝炎の1回目、左腕に破傷風の追加分をプスッ…!!
今日もまた一瞬で終わりました。

あまりにも一瞬で終わってしまって何か味気がなかったので、サンボばあちゃんとの会話を楽しむという意味でも、予防接種の予定はないが感染の可能性があるマラリアやデング熱について聞いてきました。

マラリアについては、予防薬はあるものの、毎週決まった曜日に内服しないといけなく、さらに一週間当たり1,000~1,500円くらいかかるということなので、世界一周旅行者にはオススメできないとのこと。
マラリア蚊は特に夕方から明け方にかけて活動するらしいので、その時間帯は特に肌の露出は避け、虫除けシート、蚊取り線香などで対策を取るようにと言われました。

デング熱については、予防薬というものはなく、さらに患者さんが最近増えてきているらしいとのこと。ついこの前も、東南アジアから帰国した女性の患者さんでデング出血熱という病気に2回かかった方が来たそうです。その女性は次かかるとアウトと言われたそうな…。

デング熱は、マラリアと同じように、蚊によって感染します。分布は東南アジア、インド、中米、南太平洋など広く、現在のところワクチンはないそうです。
デング熱自体の致命率は0.01~0.03%程度と低いものの、再感染するとデング出血熱という上記の女性がかかったものとなり、致命率は3~6%まで上がり、さらに感染するようになると致命的となるそうです。

怖いですね。。。

季節にもよりますが、東南アジアやアフリカなどで露出せずにバックパックを背負い街を歩くことはまず不可能だと思うので、何とか虫除対策を考えたいと思います。

海外に魅了されたきっかけ 

僕が海外に興味を持ち出したのは高校生の時です。

その前からも興味はあったとは思うのですが、高校生の時に見たあるテレビ番組がきっかけで僕の心は海外に強く惹きつけられていきました。


その番組とは日曜日の夜にTBSで放映されていた『世界遺産』。
(今は『The 世界遺産』と名前を変え、TBS系列で日曜日の18:00-18:30に放映)


当初は、世界遺産に興味があるから見ていたというわけではなく、オープニングテーマである鳥山雄司の『The Song of Life』が、流れる映像をより壮大にし、僕の心を魅了していたから見ていた、と言った方が正しいと思います。

しかし、ある時を境に僕の心が魅了される主対象は音楽から"世界遺産自体"に移り変わっていきます。
高校2年生だったか3年生だったかは忘れましたが、ある日曜日の夜、布団に入りながらいつものように『世界遺産』を見ていました。

すると、ブラウン管の中(古い…笑)には今まで見たこともないような美しい景色が広がっていました。
もちろん、その時も鳥山雄司の『The Song of Life』が最高の触媒になっていたのは間違いありませんが、完全に僕の心はその景色の壮大さ、神秘さに奪われていました。


それは、1995年にユネスコの世界遺産に登録された『シントラの文化的景観(ポルトガル)』でした。


シントラの文化的景観には、シントラの王宮、ムーアの城跡など、いくつかの物件が登録されていますが、特に美しいと感じたのが"ペーナ宮殿(下写真)"でした。


275px-Pena_National_Palace
写真:ペーナ宮殿


もう何と言うか、「ほえぇぇぇぇ~~!!!」と言った感じです。

もう一回言いましょうか?

「どしぇぇぇぇぇ~~!!!」と言った感じです。笑


「美しい多くの緑の中にある色鮮やかさ」
「乱雑な曲線の中にある設計された直線」

シントラの世界遺産はその登録名の通り文化遺産であり、自然遺産には登録されていないものの、十分に自然との複合的景観を創り出していると言えます。
※世界遺産には、文化遺産、自然遺産の2つがあり、その2つを同時に持つと複合遺産となります。
(日本には複合遺産はありません)


このことがきっかけですっかりシントラの虜となってしまった僕は、早速翌日の夕飯時にオカンにこの話をしました。
そして、「俺はいつかシントラに住む!」とまで言っていたのを記憶しています。笑 ←絶対に住まない笑

それからというもの、『世界遺産』は毎週必ず見るようになりました。
そして、時期を同じくして2000年に講談社より『週刊ユネスコ世界遺産』が創刊されます。
この雑誌がさらに僕の世界遺産熱を刺激することになり、心は完全に世界遺産に奪われてしまいました。
ただ、創刊号こそ安かったものの、1冊500円程度するこの雑誌は当時高校生だった僕の財政をかなり圧迫していました。笑

その後もすっかり世界遺産にハマり、世界遺産にまつわるサイドストーリーの本や、世界遺産関係の展示会、そこから派生して、オーパーツ(Out of Place Artifacts)やグラハム・ハンコックの『神々の指紋』など、海外のいろいろなことに興味を持つようになっていきました。
そして、大学生になったら海外に行き、実際に自分の目でそれらを見たいと思うようになっていったのです。

このように、僕の海外への想いは一つの世界遺産から始まりました。



ちなみに、ポルトガルのシントラへはまだ行ったことがありません。。。笑

ブログのタイトル

9月に入り早くも一週間が経ちました。

1年半という社会人にとってはとてつもなく長い休みの最初の一週間が経過したことになります。
また、このブログが作成され、一週間が経ったことにもなります。

そこで、今更感はありますが、このブログのタイトルに触れておきたいと思います。
世界一周に際してブログを作成することは元より決定していましたが、この世界一周の副産物となるであろうこのブログの肝心なタイトルはなかなか決まりませんでした。

今回の旅のテーマである「世界征服」という言葉や僕の大好きな「Go foi it!」("やるしかない"という意味)という言葉を使おうとしましたが、どこかしっくり来ず…


そして、いろいろ考えた結果、『ガリバー旅行記』ならぬ『ピロティ~旅行記』とシンプルなものにすることにしました。


『ガリバー旅行記』は当時の世界を風刺した作品となっていますが、いろいろな国を漂流し、その国の人間や文化などが複眼的に描かれているという点では今回のブログの目的にかなりマッチしているのではないかと思います。

今回の旅では、日本にいるだけでは見ることや感じることができないものを自分の体や心で感じたいと思っています。実際に現地に足を運び、その土地の人々や空気に触れることで、自分の人生観や価値観などに刺激が与えられると思います。
そして最終的には、それらの経験を基に様々な"考え方のものさし"が持てる人間になれたらと思います。

『ピロティ~旅行記』がまさにそのような内容に溢れますように☆




予防接種 ~B型肝炎1回目&狂犬病1回目~

昨日(9/3)より、予防接種始めました☆笑

昨日の記事に載せた通り、予防接種を受ける医療機関には、価格面、アクセス面より日本検疫衛生協会東京診療所を選びました。

東京駅八重洲北口を出て、DAIMARUの目の前にあるSMBC日興証券が一階に入っているビルの6階、検疫所はありました。
ビルのエレベーターを6階で下りると、殺伐としたフロアには「予防接種」とだけ書かれた看板が置いてあり、行くべき方向を指し示していました。
その指示通り歩いていくと、一見テナント募集中なのか?と思わせるくらい何もない部屋に辿り着きます。

そこには本当に簡易的な仕切りと膨大なスペースしかありませんでした…。
検疫所ってこんな感じなんですかね。。。
ただでさえ注射なんて好きじゃないのに、その雰囲気がその不安を倍増させます…。

しかし、廊下の看板に引き続き、「海外旅行 予防接種」と貼紙に書かれた文字が僕を何とか安心させてくれました。

自分「予防接種を受けたいんですけど。」
受付「渡航先はどちらですか?」
自分「世界一周です。」

念のため持参した母子手帳を見せ、受付嬢に渡された書類の必要箇所を埋める。
母子手帳には、自分が子どもの頃何のワクチンを何回いつ接種したかが記録されているため、受けるべき予防接種の指標となります(「ポリオは接種済みだから、今回は必要ない」など)。
母子手帳がなくても、生まれた年で何の予防接種を受けているかは分かるので必ずしも必要というわけではないのですが、あった方が確実です。

そして、必要箇所を埋めた書類を受付嬢に返すと、、、

受付「すいませーん!世界一周でぇーっす!!」

と言って、医師にその書類を渡していました笑
「世界一周入りまーっす!」的な感じでちょっと笑ってしまったし…笑
ってか、若干恥ずかしいし…笑
まぁ、患者さんなんて2、3人くらいしかいないんですけどね。。。笑

そして、出てきたのは"ちびくろサンボ"みたいなファンキーおばあちゃん医師…笑
※差別ではないのでご容赦を

本当に大丈夫か?と再度不安が蘇る。。。笑

B型肝炎と狂犬病はそれぞれ2回打たなければならなく、しかも、1回目と2回目では4週間の間隔が必要なため、初回である昨日はその2種を同時接種!
注射の痛さは気にならないけど、血が大の苦手である僕は針から目を背ける…
右腕にB型肝炎をプスッ、左腕に狂犬病をプスッ…!
注射は皮下注射であるため痛くもなく、しかも一瞬で終了!

自分「え?もう終わりですか?」
医師「ん?もっと打ちたい?お尻にでも打とうか?」

サンボばあちゃんの軽いセクハラ攻撃を華麗にかわし、再度受付へ。
最後に今後の接種スケジュールを提示してもらい、お会計。
今回のお会計は、20,900円!!!
事前調査していたため、知ってはいたものの、改めてその高額さに驚愕しました…。
完全に予防接種を完了するまで、80,700円もかかるのです。。。
でも、他の医療機関だったらもっとかかるわけですからね…。

ちなみに、サンボばあちゃんいわく、現在、狂犬病のワクチンは全国的に不足しているらしく、今回は世界一周ということで特別に優先的にワクチンを投与してくれたそうです。
強行スケジュールであるため、どれか一つでも接種できないとなると出発に影響が出ていた可能性もあるだけに、本当に良かったです。

サンボばあちゃん、ありがとう♪



最後に、その強行スケジュールを参考までに載せておきます。
同時接種を行っていない医療機関もあるし、3種以上を同時接種可能としている医療機関もあるため、スケジュールは医療機関によって本当バラバラだと思います。


◆予防接種スケジュール◆

〇9月3日(月)
 ・B型肝炎 1回目
 ・狂犬病  1回目

〇9月10日(月)
 ・A型肝炎 1回目
 ・破傷風  追加

〇9月24日(月)
 ・A型肝炎 2回目
 ・日本脳炎 追加

〇10月1日(月)
 ・B型肝炎 2回目
 ・狂犬病  2回目

〇10月12日(金)
 ・黄熱病

※破傷風、日本脳炎は幼少時代に摂取しているため、今回は追加分のみ

予防接種 ~料金比較~

昨日の記事にも書いたように、予防接種のワクチンは医療機関によって取扱いが異なり、料金もバラバラなため、今日は東京駅周辺で調べた4つの医療機関について料金比較を行いたいと思います。

各医療機関に電話してヒアリングした結果は以下です。
正確な比較ではないかもしれませんが、参考までに。


◆予防接種ワクチン料金比較◆

〇日比谷クリニック
A型:13,000×2
B型:9,000×3
破傷風:3,700×1
狂犬病:9,800×3

〇社団中興会内外クリニック
A型:9,450×2
B型:8,925×2
破傷風:3,300×2
狂犬病:15,750×2

〇宮入内科
A型:15,000×2
B型:15,000×3
破傷風:4,200×2
狂犬病:ワクチンなし

〇日本検疫衛生協会東京診療所
A型:8,700×2
B型:8,400×2
破傷風:3,500×1
狂犬病:12,500×2
ポリオ:-
黄熱病:11,000×1
日本脳炎:7,000×1

※掛け算の数は接種回数
※黄熱病は検疫所のみ取扱いあり
※ポリオ、黄熱病、日本脳炎は検疫所にのみ確認
※ポリオは幼少時代に接種済みのため免除

上記の通り、料金だけでなく、医療機関で推奨している接種回数も異なります。

比較の結果、一番安価で済み、黄熱病のワクチンも扱っている四番目の日本検疫衛生協会東京診療所という検疫所にお世話になることにしました☆

検疫所の方が言うには、ポリオは幼少時代に接種済みのため今回改めて接種する必要はなく、破傷風、日本脳炎についても幼少時代に一度接種しているため今回は追加の1回のみでいいとのこと。
ただ、昭和50~52(1975~77)年生まれの人たちはポリオのワクチンの効きが悪かったらしく、ポリオに関しては接種をした方がいいらしい。

また、A型肝炎、B型肝炎に関しては、2回の接種で1年半ほど効果が持続するらしく、3回目を打つとその効果は10年間持続するらしい。しかし、3回目は2回目を打ってから半年間期間を空けなくてはいけないらしく、僕の場合は渡航期間が1年半なのでとりあえず2回でいいとのこと。
ただ、帰ってきてから3回目を打っておくと抗体が10年間ほど持続するとのこと☆

そんなこんなで本日、早速検疫所に行ってくることにしましたー。

その様子は明日の記事に書きますので、そちらをご覧下さればと思います。

予防接種 ~事前調査~

9月に入ったらまずしなければならなかったこと、それは予防接種!

予防接種は海外旅行保険加入と併せて、ネガティブな準備の一つに位置づけられるでしょう。
どちらも望まれないケースを想定していますからね。。。
しかし、快適な旅をする上では非常に大事な準備の一つになってきます。

ただ、予防接種に関しては、もう一つの目的があります。
南米やアフリカの一部の国では、"イエローカード"と呼ばれる「黄熱病を接種した証明書」がないと入国を許可してくれない国があるのです。
そのための対策がもう一つの目的となります。

南米やアフリカに行ったことがない僕は海外旅行のために予防接種したことなんかありません。
というか、むしろ、海外旅行保険すらほとんど入ったことがありません。。。笑
しかし、今回は期間も長く、アフリカ、南米、東南アジアの国々、インドなども周る予定なので、しっかり受けておく必要があります。

そこで、色々調べた結果、予防接種のワクチンはたくさんありますが、世界一周をする上で最低限押さえておきたいものは以下の7種だということが分かりました!

・A型肝炎
・B型肝炎
・破傷風
・狂犬病
・ポリオ
・黄熱病
・日本脳炎

これらはそれぞれ1回ずつ打てばいいというものではなく、ワクチンによって接種回数が違い、複数回接種する場合には間隔を空けなければなりません。そのため、打ち終わるまでは最低でも1ヵ月半を見ておく必要があります。
僕は10月中旬からの脱国を考えていたので、9月開始はかなりの強行スケジュールということになります。
まぁ、僕の性格を考えれば妥当なスケジューリングなんですけどね笑

そうこう色々調べていると、妹から珍しく連絡がありました。
「お母さんから世界一周するって聞いたけど、行く前にワクチン売っておいた方がいいよ。」
なんというタイムリーな連絡!笑

そこで、僕は気付きました。
(あ!アイツに世界一周行くって言うの忘れてた…!!)

さらに、僕は気付きました。
(「ワクチン売っておいた方が…」って、俺ワクチン持ってないから売れない…)

なんと、薬剤師をしている妹は母から僕が旅発つことを聞くやいなや、僕のために予防接種のスケジュールを組んでくれたのです。いい妹です☆
こんな身近に非常に頼りになる存在がいることを忘れていた僕は根掘り葉掘り予防接種について聞き散らかしました笑
妹いわく、「医療機関ならどこでもワクチンを取り扱っているわけではないし、予防接種は保険が利かなく高額になるし、医療機関ごとに価格が異なるから事前に色々調べてから行った方がいいよ。」とのこと。

妹の成長を心強く思い、僕はワクチンを取り扱っている医療機関を調べ、料金比較をすることにしました。

明日はその料金比較結果を紹介します☆

妹よ、ありがとう♪
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