ピロティ~旅行記 ~世界征服を企む男の旅~

世界征服を企む一人の男が世界一周をするという旅行記です。 俺の夢は世界征服(=世界中に友達を作ること)です。 地球上のあらゆる土地に足を運び、その土地の人たちと触れ合い、価値観や人生観をぶつけ合えたらと思って世界に飛び出ることにしました。

11歳のガイド

朝食後はガンテ観光に出発です。

今日はDorjiさんとチンレーにゴを着せてもらいました。
ブータンにいる間はずっとゴが着れるようです♪嬉しい限りです♪
日本じゃまず着る機会ありませんからね。笑

ちなみに、このゴですが、結構着るのが難しいのです。
僕は、TashiさんやDorjiさん、チンレーに着せてもらっているだけなので、全く大変でも面倒でも何でもないのですが、これを一人でしかも綺麗に着るとなるとかなりテクニックが必要になってくると思われます。

恐らく、ブータンにいるうちに僕が一人で綺麗に着れるようになることはないでしょう。笑
しかし、これを毎日着ないといけない人はかなり大変だと思います。
まぁ、慣れればそうでもないのかもしれませんが、時間がない朝などはかなりストレスになりそうです。。。


ガンテ観光の第一弾はガンテゴンパという僧院を訪ねました。
ここは僧たちの生活の場でもあり、中を歩いていると多くの僧の姿を見ることができます。

そして、今日はチンレーがガイドをしてくれることになりました。もうすっかり仲良しです♪
チンレーは11歳ながら、とてもしっかりしていて、素直で、よく働きます。
他のソナムやサンゲも同様で、本当に素直だし、社交的だし、おばあちゃんであるギュンパの言うことをよく聞きます。僕が彼らの歳だった頃とは大違いです。。。笑

実は僕が小学校3年生くらいの時、うちがホストファミリーとなり、オーストラリア人の高校生2人を一週間だか二週間だか受け入れたことがあります。

詳細はよく覚えていませんが、僕の地元のサッカーのクラブチームが、オーストラリアのクラブチームを日本に招き、その選手やコーチたちを自分たちの家にホームステイさせるという企画の一環だったと思います。
うちが受け入れた高校生2人はそのクラブチームに所属していた選手でした。

僕は地元の野球チームに入っていたため、直接は関係なかったのですが、クラスメイトの多くがその地元のクラブチームに入っていたため、その親の繋がりで話をもらったそうです。

今思えばかなり貴重な機会だったのですが、今よりもさらに初(うぶ)だった稲葉少年は、彼らとうまくコミュニケーションを取ることができず、その期間を不意にしてしまいました。
一方、1つ下のうちの妹はかなり可愛がってもらっていた様子でした。

彼らはヴェルディのユースと対戦していたので、きっと強いクラブチームだったのでしょう。
もしかしたら、その後オーストラリア代表のユニフォームを着たりしていたかも知れません。
名前を忘れてしまったので、僕には確認のしようがありませんが。。。

その時の自分と、今のチンレーを比べると雲泥の差です。
もちろん、チンレーの家は農村ステイをよくしているので、僕のような外国人にもう慣れているというのもあると思いますが、それを考慮したとしても、彼の純粋さ、素直さ、しっかりした所には感心します。

しかし、チンレーもやはりまだ子供で、僧院の中で手工芸を行っている部屋に入ると、そこに置いてあったお面で遊んだり、小さいチンコの木彫りを見てゲラゲラ笑っていました。笑
ということで、ガイドチンレーによる僧院の説明は全くなく、一緒に歩いただけでした。笑

ちなみに、チンレーは英語が少し喋れます。
ガンテに来る途中のゲートで会った少女ニンギンといい、ブータンの英語教育の質の高さに驚かされます。

日本ではがっつり中高6年も英語の授業があるくせに質が悪すぎます…。



写真1-a:ガンテゴンパへの道その①
※道の合流地点にはチョルテンが建てられています。
写真1-b:ガンテゴンパへの道その②



写真2-a:途中にあったお土産屋
写真2-b:商品で遊ぶガイドのTashiさん(笑)



写真3-a:ガンテゴンパ
写真3-b:ガンテゴンパの入口



写真4-a:入口に取り付けられていた小さなマネーカーとチンレー
写真4-b:ガンテゴンパの中その①



写真5-a:ガンテゴンパの中その②
写真5-b:ガンテゴンパの中その③



写真6-a:ガンテゴンパの建物の外壁に装飾されている動物や人
写真6-b:手工芸品で遊ぶチンレー



写真7-a:マンダラを描くブータン人
写真7-b:描かれたマンダラ



写真8-a:手工芸品その①
写真8-b:手工芸品その②
※右下には木彫りの大小のチンコがあります。

農村ガンテの朝

昨夜は22時に布団に入ったお陰で、朝8時にすっきり目覚めよく起きることができました♪

ここガンテはかなり寒いので、夜中や明け方に凍えないか心配でしたが、ギュンパたちが用意してくれた布団のお陰で温かく気持ち良く眠ることができました。
Tashiさんには、昨晩寝袋を用意してもらっていましたが、全く使う必要はありませんでした。
しかし、一方のTashiさんは、「私、寒い。。。笑」と言って、布団の中でさらに寝袋にくるまって寝ていました。笑

僕専用に用意してもらった寝室 から居間に行くと、ギュンパファミリーは皆起きていました。
さすが、農家の人たちです!朝に強い!!こういうところも尊敬です!!!

昨日は早く寝ることができたので、今朝はたまたま自然に早く起きることができましたが、僕だったらこんな寒さの中確実にゴン寝してますね。。。
まあ、早く起きたといっても8時ですが、、、農家タイムでは決して早くありませんが、、、
ってか、農家に生まれていたらちゃんと朝強くなっていたかもしれませんけどね。笑

そして、早速朝の仕事です☆
チンレーと共に牛を散歩に出します。

と、言っても、牛を小屋から引っ張り出し、さらに家の外に放つだけですの作業です。笑
あまりの一瞬の出来事に、私、完全に見ていただけでした。。。笑
ってか、牛が勝手にどっかに行ってしまうっていうことはないのか不思議です。。。

牛の散歩という最大重要任務を完遂させた後は、チンレーと"クル"と呼ばれる、ブータン版のダーツで遊びました♪

クルの矢は、一般に言われるダーツ(矢)とは全く形も大きさも違いますが、構造は一緒で、先端に針があり、次に矢を安定させる重り、そして胴体があり、最後に羽が付きます。
一般のダーツでは、先端からそれぞれチップ、バレル、シャフト、フライトと呼びますが、それらと構造も役割も全く一緒です。

矢は葉っぱ付きの人参みたいな形をしていて、大きさは人参より一回り小さい感じです。
そして、投げる時は人参の実の部分を持って、的を目掛けて、全身を使って投げます。
肘を固定し、静かに投げるダーツとこの辺は違うことになります。

正式な競技の的やルールがどういうものかは分かりませんでしたが、僕らは10~15mくらい離れた所の地面に刺した、横20cm、縦50cmくらいの木の板を的とし、的に刺されば2点、外れた場合でも、的から半径掌分以内の地面に刺さっていれば1点というルールで遊びました。

最初は矢をうまく投げることすら難しく、矢は真っ直ぐ飛んで行ってくれませんでしたが、すぐに慣れることが出来、いつの間にかめちゃくちゃ夢中になっている自分がいました☆笑

しかし、まずは朝飯ということで、すぐに一時中断。。。

今朝はあっさりした朝食を頂きました。
相変わらず、ギュンパは食べろ食べろとめちゃくちゃお代わりを勧めてきます。
僕もいっぱい食べたいし、その方がギュンパも作り甲斐があって嬉しいのでしょうけれど、如何せんお腹の調子が変なのです。。。うんこなんて出やしません。。。

それにしても、"早起きして、体を動かし、ご飯を食べる"。素晴らしい一日の始まりです♪



写真1-a:長閑なガンテの朝その①
写真1-b:長閑なガンテの朝その②



写真2-a:長閑なガンテの朝その③
写真2-b:長閑なガンテの朝その④



写真3-a:牛を散歩に出すチンレー
写真3-b:牛の角で遊ぶチンレー



写真4-a:ギュンパの家
写真4-b:ギュンパの家の小屋



写真5-a:ギュンパの家の屋根裏に干してあった牛の皮
写真5-b:農家の朝食

農家の村ガンテとギュンパの家

16時半、我々はついに農村ステイ先である農家の村ガンテに到着しました。

ガンテに近付くにつれ、標高も高くなり、気温も下がってきます。
道や道路脇の緩やかな勾配の山には、ヤクの姿も確認できるようになります。
ヤクは、寒さのためか、尾っぽの毛がワッサァ~ってなっているため、それにより馬や牛と区別することが出来ます。

余談ですが、私、ブータンに来て、牛と馬の区別が付かなくなってきました。。。
そのくらい微妙な動物がいるのです。恐らく牛なのでしょうが、イマイチ自信が持てません。
さらに余談ですが、僕はウーロン茶と麦茶の区別が付きません。。。笑

ある家の前に着き車を降りると、チンレー(11)という男の子とソナム(13)という女の子が我々を出迎えてくれました。

今回僕が農村ステイをさせてもらう家は、彼らのおばあちゃんであるギュンパの家で、さらにサンゲ(17)という女の子を加えた3人の孫たちは学校が冬休みの間、親元を離れ、ここガンテの地でギュンパと共に暮らし、彼女を助けているとのことでした。

チンレーたちに荷物を運んでもらい、二階の居間に上がると、ギュンパがウェルカムドリンクとしてスジャ(バターティ)を振る舞ってくれました。

しかし、実は、既にスジャに飽きてしまっている私。。。

お茶は本来さっぱりしているのが僕ら日本人の常識ですが、このスジャはバターのせいで、良く言えばクリーミー、悪く言えばオイリーなので、あまり飲むと気持ち悪くなってしまうのです。
↑ニンギンの家で調子に乗ってちょっと飲み過ぎた。。。苦笑
お米を揚げたアラレのようなものを入れれば、若干マシになりますが、やはり油です…。笑

農家の家は、一階が物置や食べ物の貯蔵庫となっていて、人々は二階に住んでいます。
これもきっと、冬の冷え込み、夏の暑さを凌ぐ、農村の人の知恵なのでしょう。尊敬です!!

ただ、ちょっと前までは、農村の方までは電気が通っていなかったので、かなり冷え込んでしまう真冬はさすがにどこか温かい場所に移り住んでいたそうです。
夜も早く寝て、朝早く起きる暮らしだったそうですが、今は電気のお陰で夜も働けるようになったので、頑張るとか頑張らないとか言っていました。。。笑 ←よく分からなかった…。笑


スジャで一息付くと、早速農家の作業を見学させてもらいました。

まずは乳搾りです!
離れにある牛小屋へ行き、母牛の乳をギュンパがこれでもかと揉みしだきます!

その搾ったミルクは家の中に置いてある木製のタルの中に入れ保存しておきます。
そして、それを掻き混ぜると、チーズができるのだとか☆
まさに自給自足の生活です!!

乳搾りを見学した後は、チンレーとソナムに遊んでもらいました♪

彼らのさらに幼い頃の写真を見せてもらったり、持っているCDやDVDなどを見せてもらったりしました。
どうやら、韓国ドラマが大好きのようで、持っているDVDはほとんど韓国ドラマでした。
日本のドラマのDVDは一枚もありませんでした。まぁ、昨今つまらないですからね。。。
ただ、CDやDVDはどうやって見るのかは謎でした。ここにはテレビもPCもないのです…。

また、チンレーは写真を撮るのが大好きなようで、僕のカメラを貸してくれと言っては、やたら色んな写真を僕以上に撮り散らかしていました。笑


そして、ついに夕食です☆

ブータンの伝統的な食事にはあまりおかずというものは出ないらしく、普段は赤いご飯くらいしか食べないそうです。

しかし、今日は外人さんがやって来たということで、豪華な夕食にしてくれました☆
主食である赤いご飯に、葉っぱのスープ、ポテトとビーフのスープ、そして唐辛子☆
葉っぱのスープはちょっと口に合いませんでしたが、ポテトとビーフのスープは美味しく頂くことができました♪

食後には、デザートまで出てきました☆
なんと、キュウリのデザートです!笑
しかも、何か特別な加工がなされているわけでもないため、僕にはただのキュウリのスライスにしか見えませんでした。。。笑

そして、一口。。。

…。

……。

こ、これは…!!!


うん!キュウリだっ!!!

ってことで、味は、少し甘みのあるキュウリでした。笑
ほんの~り、メロンの味もしたかな。。。笑
とにかく、僕の頭の中では、やはりきゅうりは完全に野菜にカテゴライズされているので、何だか不思議な感覚でした。笑

ただ、やはり何かお腹の調子が良くなく、あまり多く食べることができませんでした…。
ギュンパはひたすら食え食えとおもてなししてくれたのですが、、、申し訳ないです…。萎


夕食後は、TashiさんのPCでTashiさんの結婚式の写真などを見せてもらったり、チンレーに「子供タレントスカウト!歌自慢!!」みたいな特集のDVDを見させられたりしました。笑

DVDは何が面白いのか全く分からず(笑)、Tashiさんもつまらないからと言って「はい、もう終わりだよ。」とチンレーに言いましたが、「いや、まだあるよ。」と言って、ずっと見続けていました。。。笑 ちゃんとまだあるってことを分かってるんですね。笑
そして、こういう時しかDVD見るチャンスがないのかもしれません。

そんなこんなで、農村ステイ初日は22時に布団に入りました、とさ。



写真1-a:道を塞ぐヤク
写真1-b:ガンテへの道



写真2-a:見えてきた農村ガンテその①
写真2-b:見えてきた農村ガンテその②



写真3-a:ギュンパの家にて
※右からギュンパ、Tashiさん、Dorjiさん
写真3-b:夕飯の支度を手伝うギュンパの孫チンレー(右)とソナム(左)



写真4-a:ギュンパの家の客用の寝室
※ここでぐっすり眠らせて頂きました♪
写真4-b:ギュンパの家の居間



写真5-a:昔ながらのストーブ
写真5-b:昔ながらのストーブで温めるスジャ



写真6-a:チンレーと♪
写真6-b:ソナムと♪



写真7-a:乳搾りをするギュンパ
写真7-b:搾った乳を保存しておく樽



写真8-a:農家の夕食の様子
右から、チンレー、ギュンパ、Tashiさん
写真8-b:農家の夕食


Gate Girl ニンギン

ランチ後は、農村ガンテを目指し、ひたすら山道を上り下りします。

ガンテへは途中、チェックポイントのようなゲートを通らなければならないのですが、開門時間が決まっていて、それに間に合わないとその先へ行くことができません。

そして、その開門時間というのは13~15時。
我々が、ゲートに着いたは15時12分。。。


…。


……。


ぴっちり閉まっていました、ぴっちり。。。笑

どうやら間に合わなかったようです。。。笑


閉まっていて通れないものはしょうがありません。
次にゲートが開くのは二時間後の17時ということだったので、我々はそれまでゲート付近で時間を潰すことになりました。

そして、僕が車を降りると、ゲートのちょうど横あたりに一人の少女が座っていました。
どうやら、ここに住んでいる少女のようです。

ゲートがあるここは完全に山道の真ん中で、周りには山があるだけで他には何もありません。
その子の家が一軒あるのみです。
ゲートを管理している家なのかは分かりませんでしたが、凄い所に住んでいるものです。

少女の名前はニンギン。なんと8歳にして、英語を若干ですが話します!
少しニンギンと会話をすると、彼女は「是非うちへ来て♪」と大胆にもゲート脇にある親のいる実家へと僕を招待してくれました。

遠慮なしにお邪魔すると、家の中ではニンギンのお母さんが、お客さんと思われる2、3人の男性にラーメンを作っているところでした。
彼女の家はレストランも兼ねて、生計を立てているのでしょうか。

お母さんは僕の姿を見ると、少し微笑んで、"スジャ"と呼ばれるブータンではよく飲まれるバターティを振る舞ってくれました。
初めて飲むスジャはとてもクリーミーでとても美味しく感じられました♪
スジャの中に、お米を揚げたアラレのようなものを入れて飲むとさらに美味しさ倍増です!

ニンギンは僕が日本人であることを告げると、「I'm going to Japan with you.」と真剣な顔で言ってくれました。
その言い方といったら本当にかわいくて、本当に持って帰りたい程でした。笑


そんな中、いきなりゲートが開くことになりました。
さっきからほとんど時間は経っていません。
次の開門時間である17時まではまだ一時間以上もあります。

Tashiさんに事情を聞くと、何やらたまたま救急車が通ったようで、それに便乗して我々も通ることができるようになったとのことでした。そんなついで有りなんでしょうか。。。笑
まあ、早く出発できるに越したことはありませんが、もうちょっとニンギンとお話をしたり、ここの家について知りたいと思っていたので、少し残念でもありました。

そして、案の定、急遽去ることになった僕をニンギンは悲しそうな目で見ていました…。涙



写真1-a:ゲートに立つニンギン
写真1-b:座り込むニンギン



写真2-a:ドヤ顔で自分の家を案内するニンギンとニンギンの家
写真2-b:驚くことにテレビまで見られるニンギンの家



写真3-a:お客さんと思われる人々にラーメンを振る舞うニンギンのお母さん(奥)
写真3-b:ニンギン(右)とニンギンのお母さん(左)



写真4-a:急にやってきた僕にスジャを振る舞ってくれるニンギンのお母さん
写真4-b:振る舞ってくれたスジャとお米を揚げたヤツ



写真5-a:お絵描きをするニンギンその①
写真5-b:お絵描きをするニンギンその②


それでは、今日の一曲です。お聴き下さい。

~Favorite Blue 『true gate』~

おチンコ村?

ガンテへ向かう途中、チムラカンというプナカにある僧院の近くでランチ休憩を取りました。

車を降り、50mほど先にあるレストランに向かって歩いていると、周りの家々の壁に、あるシンボルがたくさん描かれているのを発見してしまいました。

そのシンボルとは、、、





そうだす、おチンコ○だすっ!!!



↑あっ、隠れてねぇっ!!!笑

↑答えを言う前に分かった人は、きっと以前にブータンに行ったことがある人か、よほどのブータン通か、ただの変態クソヤローでしょう。笑
まぁ、タイトルに書いてあるけど、、、笑

とにかく、紛れもないおチンコたちが民家の壁にやたら描かれているのです!!!
一軒や二軒ではありません!!

しかも、亀頭の先からはご丁寧に精子まで飛び出ちゃっております!!!
その他、軒先からおチンコの木彫りが吊されている家もあります!!!

どうやら、僕はおチンコ村に迷い込んでしまったようです。。。


と、くだらない冗談はさておき、、、
実は、僕は以前に本やインターネットでこれらの写真を見たことがありました。

しかし、実際に生で見てみると、「おぉ!本当にあるんだ!!しかも、こんなにいっぱい!!!」と驚いてしまいました。笑 おチンコ村がじゃなくて、シンボルの絵などがね。笑
ちなみに、ゾンカ語でおチンコはポーとかジェゲ(?)とか言うそうです。

何のために描かれているかと言いますと、どうやら妊娠祈願の意味があるようです。
子供を授かれるように、結婚後、家の壁におチンコの絵を描くのだとか…。
中にはお目々も描かれたおチンポもありました。笑

この辺は特におチンポの絵が多いようで、レストランの中にまで立派な木彫りのおチンポがありました。ちっちゃい木彫りのおチンポもあり、それらは売られているようでした。笑

全く大胆でストレートな表現ですね。。。笑 家の方は恥ずかしくないんでしょうか。。。
ってか、妊娠祈願なら、おチンポだけで相方は必要ないんですかね。。。
色々疑問は尽きません。。。笑

そんな大量のおチンポに囲まれた中、ランチは今日もブッフェスタイルです。笑

昨日のランチはミンチした牛肉が美味しくて、そればかり食べていましたが、残念がら今回はそれがなく、その代わりにとても美味しいチキンがありました。
ブータンは仏教国なので本来あまりお肉は食べないはずなので、たまたまかもしれませんが、今のところブータンは何故かお肉料理がやたらと美味しいです♪

ただ、ブータンに来てから何かお腹の調子が良くなく、また、それに拍車を掛けるように車に酔ってしまったため、せっかくのブッフェなのに食欲が全く湧いてきません。。。
ブータンは町と町との距離がかなり離れているため、車の移動でも結構時間を要します。
しかも、あまり舗装されていない山道が多く、さすがに酔ってしまいました。。。

運転手のDorjiさんは、僕と同い年にも関わらず、かなり大人びていて、優しく、運転の仕方にもお客様を大事にしようという気配り、仕事熱心さがヒシヒシと伝わってきます。
それなのにも関わらず、車酔いしてしまい、情けないです。。。><
バスや車の移動には大分慣れてきたつもりだったのですが、、、

ちなみに、ブータンに電車はありません。
タクシーやバスはホントたま~に見掛けますが、それですらほぼないといった感じです。
ブータンは、国王の意志により、開発を焦らないのです!

僕はこのブータンにはこのまま変わらないでいて欲しい気持ちもありますが、もし電車が走ったらもっと素敵になるのではないかと思っています。
もちろん、ハイテクな電車ではなくて汽車に近いような、ブータンの景観を損ねないように配慮された鉄道です。

ブータンには、見るだけで心が洗わられるような素晴らしい自然の景色がいっぱいあります。
そんな中を走ることができたら、観光客はとても喜ぶだろうし、田舎に住む人たちも都市部への移動がかなり楽になるはずです。
酔い止めを飲んで、車の中でゴン寝してしまい、せっかくのブータンの景観を見逃してしまうということもなくなります!笑

もちろん、その開発のためにブータンの自然を怪我しては元も子もありませんが、、、




写真1-a:プナカゾンを出るときに遭遇した馬だか牛だかロバだかの群れ
写真1-b:もはや何なのか分からない足の短いロバみたいなヤツ



写真2-a:おチンコ村の家その①
写真2-b:おチンコ村の家その②



写真3-a:レストランに置かれていた大きなおチンポで遊ぶガイドのTashiさん
写真3-b:レストランで売られていた小さなおチンポで遊ぶゲストのPirotyさん



写真4-a:ランチブッフェ
写真4-b:食後の癒しのストロベリーアイスクリーム



写真5-a:ガンテに向かう途中にあったマーケット
写真5-b:お世話になる農村への手土産を念入りに選ぶTashiさん(右)



写真6-a:干し唐辛子
写真6-b:カボチャ



写真7-a:キモい茄子
写真7-b:マーケットの前にいたブータンの男の子

プナカゾン

ブータンの初夜は、寒さで途中目が覚めたものの、ぐっすり眠ることができました。

ブータン2日目ですが、相変わらず、自分がブータンにいると考えるだけで興奮してきます♪
朝食を食べ終わると、ガイドのTashiさんがブータンの民族衣装である"ゴ"を持ってきてくれ、着替えを手伝ってくれました。これまた、着るだけで興奮と笑みが止まりません!!笑

"ゴ"の袖口には、汚れ避けなのか何なのか、"ラギ"と呼ばれる白色や水色の布を付けます。
袖の内側から布を折り返すように外側に出すのですが、国王と一般市民ではこの布を外に出せる範囲が違うようです。
国王は布の部分を多く外に見せることができますが、一般市民は少ししか見せることができません。ただ、昨今は皆そんなルール守ってないのだとか…。ダメじゃん…!!笑

今日は、農村ステイ先であるガンテというブータンの東に位置する村に向かうのですが、その前にプナカゾンを案内してもらいました。

"ゾン"とは官公庁と僧院とが合体したような場所で、大きな町には必ず一つのゾンがあり、ブータンでは非常に重要な役割を果たしています。
そのため、ゾンの中に入るためには、正装でなければならなく、"ゴ"を着ている我々は白く長い布を体にタスキのように掛ける必要がありました。

プナカゾンの中に入ると、僧院の中で僧たちがお経を読む声が外まで聞こえてきました。
僧院の2階からはその様子を上から見ることができ、真面目にお経を読む僧から居眠りをしている僧まで多数の僧たちの姿を観察することができました。
僧たちはこの時期、標高が高く寒い首都のティンプーから、標高が比較的低く温かいここプナカに移動してくるそうです。

また、この僧たちは、日本が東日本大震災の被害に遭った後、半年もの間、日本のために祈りを捧げてくれたそうです。
宗教を信じない僕にとってみれば、祈りで日本がどうなるわけでもないと考えてしまいますが、おそらく僧たちなりにできる限りのことをしてくれたのだと思います。
そう思うとやはりそういう行為はとても嬉しく思えてきます。

ちなみに、僧たちは僧になるための契りを交わす(一番偉い僧の前で契りの水を飲む)と、一生結婚はできなくなってしまうそうで、もし、誰かと恋に落ちて、僧を辞めたくなったとしても、それは叶わないそうです。

契りを交わす前なら、僧を辞めることができるらしいのですが、それでも周りから後ろ指を刺されてしまい、白眼視されてしまうそうです。。。

僧の中にはまだ子供の僧もいて、もうこの子供たちは恋もできず、家族をも持てない人生を歩むしかないのかと思うと、何かとても可哀相に思えてなりませんでした。
もちろん、彼らがどう思っているのかが一番重要ですが。。。

いずれにせよ、厳しい世界だと思います。
生温い環境で育った欲だらけの僕にとっては、僧になるなんて考えられません。。。><

プナカゾンの一番奥には、ブータンで重要な3つの像が安置されている建物がありました。
現国王が結婚式を挙げたのもこの建物で、僕はその様子をYouTubeで見たことがありました。
3つの像とは、左からブータンに仏教を伝来させたグル・リンポチェ、現仏陀、そして、ブータン統一(1660年)の祖であるシャブドゥンです。

グル・リンポチェとシャブドゥンはブータンではヒーロー的存在のようで、日本で言えば空海と織田信長のような存在です。←勝手な解釈(笑)
建物内は写真撮影NGであったため、お見せすることは出来ませんが、とても有名な方たちなので、きっと恐らくブータンの他の地でもまたお目に掛かれることでしょう☆

また、建物の内壁いっぱいには、仏陀がいかに仏陀に成り得たかのストーリーが絵によって語られていました。キリスト教でいうステンドグラスのような存在でしょうか。
こういうストーリーの絵はどこにもでありますが、同じ仏教でも、ストーリーも絵も国ごとに違い、面白いと思うと共にその矛盾さに疑問を抱きざるを得ません。

そんなこんなで、プナカゾン見学後は、再び車に乗り込み、遠いガンテを目指します。



写真1-a:プナカのホテルその①
写真1-b:プナカのホテルその②



写真2-a:プナカのホテルその③
写真2-b:プナカのホテルその④



写真3-a:部屋のテラスから見える景色その①
写真3-b:部屋のテラスから見える景色その②



写真4-a:ホテルの朝食
写真4-b:民族衣装"ゴ"を着ての記念撮影
左から、ガイドのTashiさん、ピロ、ドライバーのDorjiさん



写真5-a:ホテルからプナカの町の中心に向かう途中の車窓から①
写真5-b:ホテルからプナカの町の中心に向かう途中の車窓から②



写真6-a:プナカの町その①
写真6-b:プナカの町その②



写真7-a:プナカの町その③
写真7-b:プナカの町の学生たち



写真8-a:プナカ高校の門
写真8-b:プナカ高校の門のすぐ側にある"あいうえお作文"



写真9-a:プナカ高校の前の公園
写真9-b:プナカ高校の前の公園で勉強する学生たち



写真10-a:遠くからプナカゾン
※左奥の川は女川、右奥は男川と呼ばれていて、画面奥から手前に向けて合流しています。
写真10-b:ズームしたプナカゾン



写真11-a:プナカゾン
写真11-b:プナカゾンにかかる橋



写真12-a:プナカゾンの橋の入口
写真12-b:プナカゾンの橋の中



写真13-a:プナカゾンの入口
写真13-b:プナカゾンの入口の壁に描かれていた絵



写真14-a:プナカゾンの中に生えていた大きな木
写真14-b:プナカゾンの中その①



写真15-a:プナカゾンの中その②
写真15-b:プナカゾンの中その③



写真16-a:現国王の結婚式が執り行われた建物
写真16-b:プナカゾンに入るために着用する必要がある白いタスキのような布


それでは、今日の一曲です。お聴き下さい。

~Crystal Kay『恋におちたら』~


憧れのブータン

ガイドのTashi Dorjiさんに連れられ、車に乗り、幸せブータン生活初日スタートです!!!

ドライバーの名前はこれまたDorjiさん。笑
ブータンには"Dorji"という名前の人が非常に多いらしいのですが、ブータンに苗字という概念はないため、日本でいう小林とか斉藤とか山田とかそういう類ではないそうです。
ややこしいですが、ガイドはTashiさん、ドライバーはDorjiさんと呼ぶことにしました。笑

空港があるパロからは、まずランチのためにブータンの首都ティンプーを目指します。

車から見える景色は、まさに夢にまで見たブータンそのもので、自分がブータンにいるという事実自体が嬉しくて嬉しくて自然と笑みがとめどなくこぼれまくってきます!笑
本当に感動です!!!私、すでにもう幸せいっぱいで爆発しそうですっ!!!!!笑

車は、途中、ティンプー川とパロ川が合流する"Chuzom"という場所を通ります。
ブータンの公用語であるゾンカ語で"Chu"は水、"Zom"は合流を意味します。

ブータンでは"合流"というのは悪い意味を持つらしく、それを振り払うため、合流地点にはネパール、チベット、ブータンのチョルテン(祠のようなもの)が建てられていました。
ネパール、チベット、そしてここブータンではチベット仏教が信仰主宗教となっています。

そして、そこにかかる橋には、"タルチョ"と呼ばれるチベット仏教特有の5色の旗が結び付けられていて、チョルテンと同じくお守りの役目を果たしていました。
ブータンの橋では必ずといって言いほどタルチョが巻き付いています。
タルチョの5色は、赤、白、黄、青、緑で、それぞれ、赤=火、白=空気、黄=大地、青=空、水、緑=木々、を意味するそうです。

橋を渡り終わった所にある小屋には、マネーカー(金車)という大きな筒状のものが置いてあり、筒の中にはお経が入っていて、周りについている取ってを持ちながらマネーカーを回転させると、お経を唱えたことと同じ意味があるとのことでした。
このマネーカーは大小ありますが、ブータンの至る所で見ることができます。

至るところで見えると言えば、やはりそれは国王と女王の写真です。
国民が本当に国王と女王を愛している証なのか国の強制力なのかまだ分かりませんが、ここに来るまででも何回も2人の写真を目にしました。
日本では考えられません。。。日本国の象徴であるのに。。。逆に象徴だから?

また、道中には建築中の建物も多くあり、男たちが足組を作って作業をしていました。
彼らのほとんどはインドから来ているそうです。
というのも、ブータン人は家やビルを建てるのが非常に下手クソなようで(笑)、交友関係が良好で且つ、建築が上手なインド人の助けを借りているのだそうです。

パロからティンプーへは1時間20分ほどで到着し、早速ランチとなりました。
機内食を食べたばかりであったため、あまりお腹が空いていなかったのですが、ランチはまさかのブッフェスタイル。。。笑
ただ、ミンチした牛肉が最高に美味しくて、こればかり食べていました。笑

ここは旅行者用のレストランであったため、そこまででもなかったのですが、基本ブータン料理というものはとても辛いようです。
ブータン人は唐辛子が大好きで、唐辛子なしに食事することはできないほどなんだとか。
確かに、ここに来るまでに、干した唐辛子を売っているお店は何回も見掛けました。

ブータンでは、お客さんとガイド、ましてやドライバーは一緒に食事を取れない決まりになっているらしいのですが、僕は一人であったため、Tashiさんと一緒に食事を取りました。

そして、そのTashiさんとお話をしていると、新事実が発覚!!

僕は、前回の記事に書いたように、社長の知り合いでブータンの首相のフェローシップを務めていた方にBhutan Retreat(旅行会社)を紹介してもらったのですが、その窓口となってくれたのが三智子さんという日本人の女性の方でした。

僕は、てっきり三智子さんはあくまで日本人旅行者の窓口として働くスタッフで、日本の支社か何かで仕事をされているのかと思っていたのですが、実際は全く違い、Bhutan Retreatは三智子さんとTashiさんが2人で運営している旅行会社で、Tashiさんはなんと三智子さんの旦那さんだったのです…!笑

三智子さんにあれがしたいこれがしたいとお願いをし、旅程表を作ってもらい、Bhutan Retreatのガイドの中からTashiさんという日本語を喋れるガイドを派遣してもらったのだと思っていたのですが、全然違いました。。。笑

そして、さらに衝撃的だったのは、Tashiさんはアーチェリーのナショナルチャンピオンだと三智子さんから事前に聞いていたのですが、なんと現国王と同じチームだったとのこと…!!
かなりの衝撃です!!笑
もはや勝手に国王に親近感を感じてしまいました。笑

ランチを食べた後は、インド大使館へと向かいました。
僕は、ブータンの後は、インドを介し、バングラデシュへと行くため、インドのビザが必要となるわけですが、日本で申請してこなかった僕はおこがましくもここブータンの地で申請させてもらうことにしたのです。しかも、三智子さん、Tashiさんの助けを借りて☆

インド大使館は、ブータンの他の建物と比べると、かなり豪華な様子で水が流れる庭もあり敷地も広く、門には衛兵がいたりと、ちょっとした豪邸を思わせる雰囲気がありました。
しかし、そんな外見とは違い、大使館の中は大分簡素な造りで、ほとんど無駄な物がないといったシンプルな造りになっていました。

手続きを簡単にするため、三智子さんを通じて書類を事前にインド大使館の方に送ってもらっていたのですが、生憎今日はその担当者が不在なようで、結局代わりに僕の対応に当たってくれた担当者に「なんでインド行くの?」とか「なんで東京で取ってこなかった?」とかやたら質問されてしまいました。

結局、ビザの申請はちゃんとできたものの、この日にビザを取得することはできず、後日改めて来なければならなくなってしまいました。
※ビザ代は815ヌルタム(=1,385円)。

インド大使館の後は、山道を3時間弱駆け抜け、今夜泊まるプナカへとやってまいりました。

ミャンマーのヤンゴンで急遽泊まることになったGalaxy Hotel以上の立派なホテルです♪
ディナーはランチに引き続きブッフェスタイル。
部屋はめっちゃ綺麗だし広いし、シャワールームには湯舟も付いています♪
若干遅いですが、なんとWi-Fiまで付いています。

と、若干はしゃいだものの、ゴキブリ出現するし、お湯は白湯程度しか出ませんでした…。萎


でも、そんなものはぶっちゃけどーーーでもいいんです。

だって、私、、、



今憧れのブータンにいるんですからぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~っ!!

幸せですっ!!!

あぁっ、寝るのがもったいないっ!!!!




うん、おやすみなさい。。。Zzz...



写真1-a:ブータンの車窓から①
写真1-b:ブータンの車窓から②



写真2-a:ブータンの車窓から③
写真2-b:ブータンの車窓から④



写真3-a:ブータンの車窓から⑤
写真3-b:ブータンの車窓から⑥



写真4-a:ブータンの標識
写真4-b:ティンプー川とパロ川が合流する"Chuzom"に立つマイルストーン



写真5-a:川の合流地点に建てられたチョルテンたち
※右からブータン、ネパール、チベット
写真5-b:川の合流地点
※奥がパロ川、手前がティンプー川



写真6-a:川にかかる橋
写真6-b:橋に結び付けられた5色のチョルテン



写真7-a:橋を渡り切った所にある国王と女王の写真
写真7-b:橋を渡り切った所にあるマネーカー(金車)



写真8-a:ティンプーの主要な交差点とポリス
写真8-b:ティンプーの主要な交差点
※首都であろうと信号はなく、人間が交通整理を行っています☆



写真9-a:ティンプーの街並その①
写真9-b:ティンプーの街並その②



写真10-a:ブータンの床屋
写真10-b:ブータンの映画館



写真11-a:ブータンの八百屋その①
写真11-b:ブータンの八百屋その②



写真12-a:ブータンの肉屋その①
写真12-b:ブータンの肉屋その②



写真13-a:ブータンの日本語学校
写真13-b:ブータンのおもちゃ屋



写真14-a:ランチブッフェを食べたレストラン
写真14-b:ランチブッフェ



写真15-a:立派なインド大使館その①
写真15-b:立派なインド大使館その②



写真16-a:プナカのホテルその①
写真16-b:プナカのホテルその②



写真17-a:プナカのホテルのディナーブッフェその①
写真17-b:プナカのホテルのディナーブッフェその②


それでは、今日の一曲です。お聴き下さい。

~いきものがかり『キミがいる』~


ブータンを旅するには

空港では、ワンチュク国王と女王の寄り添った写真が到着を迎えてくれます♪

ドルクエアーを降り、入国審査所へと歩く途中、ある団体に捕まりました。
日本から来たおじちゃん、おばちゃんグループです。

僕が世界一周の途中であることを告げると、世界一周者がよほど珍しいのか、おばちゃんたちに凄い勢いで質問攻めにあいました。。。笑 まるで記者会見。軽く人気者です♪笑
そして、おばちゃんたちは「体力つけなくっちゃ!」と言って、機内で出たお菓子やらホテルの朝食で出たリンゴやらやたら沢山のものを僕にくれました。。。笑

入国審査所の審査官は男性も女性も、ブータンの民族衣装であるゴ(男性用)やキラ(女性用)を身につけています。
通常、出入国審査所での撮影は禁止されていることが多いのですが、ここブータンでは許可されているのか、撮影禁止のサインもなければ、撮影していても何も言われませんでした。

あぁ…入国審査所もかっこいい!!!!!><

竹中直人みたいな審査官に「クズザンポーラ(こんにちは)」と告げると、直人も「クズザンポー」と返してくれ、スタンプドバシャッーーーーーーン!!!
「カディンチェラ(ありがとう)!」と言い、無事入国でございますっ!!!

ちなみに、ブータンでは語尾に"ラ"を付けると、丁寧語になります。
ブータンでは、公用語であるゾンカ語と英語をルー大柴のように混ぜて使うらしく、「オーケー」に"ラ"を付けて「オーケーラ(オーケーです)」と使うこともできるらしいです。

ベルトコンベアに乗って運ばれて来るスーツケースたちの中で明らかに違和感を醸し出している我がバックパックを拾い、いざ外界へ!

外界では、専用ガイドのTashi Dorjiさんが僕の到着を待っていてくれました。

ブータンでは、バックパッカーたちが自由に出入りしたり、国内で自由に動き回ったりしないように、必ず旅行会社を通してビザを事前取得し、入国後はガイドを付けなければ旅行することはできません。
農村の家にホームステイするファームステイという形を取ってもガイドは付きっきりです。

良く言えば心強いですが、悪く言えば監視されている状態とも言えるでしょう。
もっとも、一人旅の僕にとってみれば、旅仲間が増えたような感じで楽しい気持ちでしたが♪

また、ブータンを旅するには、公定料金と言って、一日辺り200$+旅行者の人数による追加費用を払う必要があります。
人数による追加費用は一人なら40$、二人なら30$、…となります。
僕の場合、一人旅なので、トータルで一日240$(=19,200円)を支払いました。
※2012年12月現在の情報で、公定料金は2013年からまた少し値上がるようです。

ただ、この公定料金の中には、ビザ代、ホテルの宿泊代、朝昼晩の3食代、移動に使う車代、ガイド代、、、とブータンで生活する上で最低限必要な費用が全て含まれています。
つまり、ブータンでお土産とかお菓子とか私的な物を買わなければこれ以上はかかりません。
※ブータンまでの交通費(飛行機、バス、など)は含まれません。
※ファームステイをする場合、ステイ先にチップ(1,000ヌルタム(=1,700円)ほど)を渡します。
※ブータン名物である石焼き風呂のドォツォは別途料金がかかります。

僕は、ファームステイやドォツォを希望していたため、パロ空港で50$(=4,000円)をブータンヌルタムに両替しておきました。

そして、それにまたプラスして、旅のオーガナイズ代がかかってくる旅行会社もあります。

僕は、日本にいるときにうちの会社の社長に頼み、ブータンの首相フェローシップを務めていた方を紹介して頂き、その方を通じていい旅行会社と巡り会うことができました♪
そのため、どこをどのように旅して、どんなことをしたいかなどのリクエストをしても、全て240$の公定料金の中で旅程を組んで頂きました。

また、10日以上滞在すると10日目からはディスカウントが若干入るようで、僕は9泊10日の滞在を希望していたため、トータルで18万円弱で滞在することができました☆

その旅行会社が、今回お世話になるBhutan Retreatという旅行会社です。
Bhutan Retreatの紹介についてはまた後日改めて書かせて頂こうと思います。

ちなみに、首相フェローシップとは、その名の通り首相の補佐をする仕事ですが、ブータンの国政に対して強みや専門知識を持つ人を国外から毎年2名の枠で募集するというものです。
ここ2年は、1名ずつしか枠は埋まらなかったらしく、どちらもマッキンゼー出身の日本の方でした。

マッキンゼー出身のうちの社長はそのお二方とも知り合いのようで、今回の紹介に至ったわけです。
ただ、生憎、紹介してもらった方は2012年8月で任期を終えられていて、僕が連絡を取らせて頂いた時にはすでにブータンを去り、ワシントンで次のプロジェクトに参画されていました。

余談ですが、首相フェローシップされていた方のblogによると、フェローシップのお給料は月2万円ほどらしいです。
もちろん生活に必要な物は全て国が補助してくれるとのことですが、前職のお給料と比較したら最低でも100倍くらいの差があるはずです。

それでも、その仕事を引き受けられたということは、やはりそれだけの価値とやり甲斐があってのことなのでしょうね。
青年海外協力隊(JICA)の方たちもそうですが、やはりやり甲斐は本当に大切だと思います。

そんなこんなで、幸せの国ブータンでの幸せ生活スタートです!!!



写真1-a:国王と女王のお出迎え
写真1-b:国王と女王のお出迎えと入国審査所
※飛行機を降り、歩いて建物に入るとすぐそこが入国審査所となります。



写真2-a:ブータンの入国審査所その①
写真2-b:ブータンの入国審査所その②


それでは、今日の一曲です。お聴き下さい。

~Berryz工房『ハピネス~幸福歓迎~』~


想像と違ったブータン?

今日は念願のブータンへと飛び立ちます♪

昨日の夜に予約しておいた空港へのミニバスは朝5時に迎えに来るとのことであったため、朝は4時半に起きるつもりでした。

そのため、早く寝なければならなかったのですが、昨日眠りにつけたのは夜中の1時近く…。
しかも、寝坊してはいけないという強い意識が眠りを妨げ、途中何度も目が覚めました。
時には「ヤバい!寝すぎた!!」と思って慌てて起き上がったこともありましたが、まだ夜中の4時でした。。。

そして、最終的に目が覚めたのは4時35分。
4時半にかけたはずの携帯のアラームは何故か止まっていました。。。マジでアブナい。。。

バス会社に指定されたカオサン通りにあるバーガーキングの前でミニバスを待っていると、早朝から大量の蚊とタイ名物レディボーイにたかられました。。。萎

レディボーイたちは僕を見て手をこまねいたり、胸を触れと言ってきたりします。。。
そんなシリコン盛り沢山の硬いおっぱいなんて全く興味ないし、相手はあくまでも男だし、そもそも超硬派な稲葉っちがそんなことするわけがありません!

僕は冷たくあしらってやりました。

そして、2秒後、、、

あ、やっぱり触っておけば良かったかな…と若干後悔するミニ硬派な稲葉っちょがいました。


バス会社のお姉さん曰く、空港までは1時間くらいかかるということだったので、余裕をもって5時のミニバスにしたのですが、実際は40分ほどで到着し、8時55分のフライトまで3時間ほど時間を潰さなくてはならなくなってしまいました…。1時間後のミニバスで十分だったな…。

そして8時半、ボーディングゲートからシャトルバスに乗り、ドルクエアーに乗り込みます!

ドルクエアーはブータンの航空会社なのですが、なんか何から何までやたらかっこいい!!
飛行機の写真なんて滅多に撮らないのにやたら撮り散らかしてしまいました。笑
もはや、おしぼりまでかっこいいです!!!笑


9時にテイクオフした飛行機は思ったよりも早くブータンのパロ空港に到着しました☆

でも、なんか思ったよりブータンっぽくありません。。。
もっと田舎みたいな風景があるのかと思ったら何か軍事基地みたいのがあります。。。

想像と違うブータンに何かがっかりです。。。><




と、思ったら、ここインドでした。。。


機内搭乗員に止められなければ危うく降りちゃうところでした。。。笑
4時間のフライトなのに1時間も予定が早いし、周りは何故かインドの入国カード持っているし、何かおかしいなぁと思ってたんですよね。
ってか、インドに寄るなんてそんなこと全く聞いてないし!笑


そして、それから25分後、、、

今度は正真正銘のブータンです!!
機内から見える景色も想像通りのブータンです!!!
自然にテンションが上がってきます♪

あまりにも、テンションが上がりすぎて、勝手に笑みがこぼれてくるし、ドルクエアー降りる瞬間から空港の様子やら周りの自然やら撮り散らかしちゃいました。笑

ついに私、ブータンに来てしまいましたぁ~~~~!!!



写真1-a:ドルクエアーのチェックインカウンターその①
写真1-b:ドルクエアーのチェックインカウンターその②



写真2-a:ドルクエアーその①
ブータンの国境。ドラゴンがかっこぃぃ!!
写真2-b:ドルクエアーその②
機体に"Royal Bhutan Airlines"の文字がっ!!



写真3-a:ドルクエアーの機内その①
写真3-b:ドルクエアーの機内その②
腕がピシッってなってるぅ~~~~~!!かっこぃぃ~!!!



写真4-a:かっこぃぃおしぼり
写真4-b:機内食
まぁ、機内食はね。。。



写真5-a:かっこぃぃ入国審査書の表面
写真5-b:かっこぃぃ入国審査書の裏面



写真6-a:機内から見えたブータンっぽい景色その①
写真6-b:機内から見えたブータンっぽい景色その②



写真7-a:パロ空港その①
写真7-b:パロ空港その②



写真8-a:パロ空港その③
写真8-b:ドルクエアー

二度目の再会、そして別れ

マンダレーから来たせいか、バンコクの暑さはミャンマー以上に厳しく感じます。。。><

飛行機は、無事バンコクのDMK(ドムアン空港)に13時半に到着しました。
二週間ぶりのDMK(ドムアン空港)です☆
まずは宿を見つけるため、空港から29番と59番のバスを乗り継ぎ、カオサンを目指しました。

二週間前にバンコクに滞在した時は、ナガタさんに偶然出会ったこともあり、Thong Lo駅近くのInternational Hostelingに泊まっていましたが、今回はカオサン通りの近くにある"CH2"という安宿に泊まることに決めていました。

と言うのも、ベトナムのホイアンで出会い、ラオスのバンビエンで再会した4人組のうちの明さん、仏陀さん、ショーヘイっちがそこに泊まっていると連絡を受けていたからです。
ちなみに、4人組のもう一人であるタケノコ君はインドかどこかへ旅立ったとのことでした。

CH2はカオサン通りの端っこにあるバーガーキングの裏の方にありました。
カオサン通りの近くとしか聞いていなかったので、かなり迷ってしまいましたが、カオサン通りにいるやたら声を掛けて来るタイ人を逆手に取ったり、失礼ながら他の宿の人に場所を聞いたりして、何とか無事目的地に着くことが出来ました。

そして、受付でやたら不機嫌そうなおばちゃんに頼み、部屋を見せてもらうと、、、


独房のようなシングルルームに案内されました。。。笑

いびつな五角形のような形をした部屋の真ん中にベッドがポツンと置かれているだけです…。
香港の重慶マンションを凌駕しています。。。笑

しかし、カオサン通りの近くにあって一泊180バーツ(=450円)と値段はリーズナブルだし、泊まるのは今晩だけであったため、若干迷いながらもここに泊まることにしました。

手持ちのバーツが尽きかけていたため、少しだけ両替しに行こうと宿を出ると、隣の宿nat2の入口で見たことのある顔を発見しました。

ラオスのバンビエンの宿Chantalaで会ったタカさんです!

「タカさん!」と声を掛けると、「おぉ、寛人!」とあちらも僕のことを覚えていてくれました。
どうやら、CH2もnat2も有名な日本人宿らしく、タカさんもCH2に泊まりながら、nat2によく遊びに行っているとのことでした。

僕が「ユージさんにも二週間前偶然カオサン通りで会ったんですよ。」と話すと、「ユージさん、今俺の部屋の前に泊まっているよ。」とのことでした。笑
明さんたちといい、タカさん、ユージさんといい、バンビエンのChantala組がここでまた偶然にも同じ宿に集まるとは、やはり旅って面白いものです。笑

そして、カオサン通りで両替を済ませ、宿へ戻ろうとすると、その途中でCH2に来た目的である明さんとショーヘイっちにバッタリ遭遇!
ラオスのバンビエン以来、約1ヶ月ぶりの再会です♪

一通り再会を喜び終えると、早速ちょっと早い食事を取りに行くことになりました。
今日は仏陀さんが4ヶ月の旅を終え日本に帰る日で、その仏陀さんの送別会をするのだとか。
それは、是非送別しなければなりません!

ちなみに、彼らは3人部屋に泊まっているのですが、仏陀さんのベッドが1つ余るということで、僕は独房から集団監獄に移動させてもらうことにしました(一人140バーツ(=350円))。

そして、カオサン通りの裏の通りにある大衆食堂には仏陀さんを送別するため、明さん、ショーヘイっち、僕、そして、明さんたちがバンコクで出会い仲良くなった彬くん、ノブちゃん、規子(ノブちゃんのママ)、カズちゃんの7人が集まりました。


ところが…!!!


なんと、肝心の主役である仏陀さんの姿がありません…!!!

実は、仏陀さんは明さんたちと昨晩飲んだ後、そのままどこかへ消えてしまい、昨晩から今の今までまだ宿に戻って来ていないとのことでした。。。
今日の夜の飛行機で日本に帰るというのに、帰りたくなくなってしまったのでしょうか…。
連絡はついたらしいので、生きていることは確かなので良かったですが。。。

しょうがないので、僕たちは仏陀さんを待たずに送別会をしてしまいました。笑

ちなみに、ノブちゃん(24)とカズちゃん(24)は子供の時から仲が良く、女の子2人でアジアを旅していて、この度、日本から規子が会いに来たということでした。
また、規子は手相占いができるということだったので、僕も見てもらうことにしました♪

かなりズバズバ言われました。。。笑
結果は以下です。。。

・自信が凄いある
・変わり者
・大胆なことをするが、意外と着実にコツコツと準備などをするタイプ
・でも、たまに大雑把
・頑固(ここに集まっている旅人たちの中で一番頑固)
・感情線が薄い…思っていることと口に出していることが違う
・優しさを少し履き違えている感がある
・人気者、モテる
・リーダーシップがある…もっと発揮すべき
・生命力がハンパなく強い

だそうです。う~ん、考えさせられますね。。。笑


そうこうして宿に戻ると、闇に消えた仏陀さんが帰ってきていました。笑
そして、再会を十分に喜ぶも間もなく、仏陀さんはすぐさまタクシーに乗り空港へ。笑

ここバンコクの日本人宿"さくら"で偶然出会い、今まで1ヶ月以上仏陀さんと一緒に旅をしてきた明さんとショーヘイっちは別れが惜しい様子で、空港まで見送りに行っていました。
僕はその関係を少し羨ましく思いながら、他の皆と一緒に仏陀さんを見送りました。

結局、最後一瞬しか会えませんでしたが、仏陀さん、4ヶ月間の旅、本当にお疲れ様でした☆

仏陀さんを見送り、残された皆とも別れた後は、カオサン通りの裏の通りで、明朝の空港までのミニバスを予約し、一人宿へと戻りました。

戻った宿では、日本でウェブデザイナーをしていたひろみちゃんと栄養士をしていたじゅんこちゃんという2人の女の子に出会いました。

彼女たちはそれぞれ一人で旅をしていて、2人とも仕事を辞めて世界に飛び出したようです。
特にじゅんこちゃんは4月からもうすでに8ヶ月、日本を離れているとのことでした。

彼女たちは2人ともこの後ミャンマーに行き、バングラデシュ、インドなどを回る予定らしく、僕と旅程が似ていたため、再会することを誓い、3人でバングラデシュの首都ダッカでクリスマスを祝おうということになりました。

しかし、明さんたちとはタイミングが合うのか合わないのか分かりません。笑
ホイアンでもバンビエンでもここバンコクでも、会えたと思ったら翌日、しかも早朝に僕が次の目的地へと向かってしまうという。。。笑 会えているだけマシなのかもしれませんが…。
まぁ、明さんとは、旅行の開始時期も、旅行期間も周遊コースも似ているため、またどこかで会えることでしょう。

そんなこんなで、明日はついに夢にまで見た幸せの国ブータンへと旅立ちます♪





写真1-a:危うく泊まることになりそうだった独房
写真1-b:18時頃にして今日初めて口にしたあんかけ焼きそば(35バーツ=90円)



写真2-a:久しぶりの再会と出会い①
左手前から、明さん、ノブちゃん、右手前から、ショーヘイっち、彬くん、規子
写真2-b:久しぶりの再会と出会い②
左手前から、彬くん、ショーヘイっち、ノブちゃん、俺、明さん



写真3-a:夜のカオサンロードその①
写真3-b:夜のカオサンロードその②



写真4-a:カオサンロードにあるケバブ屋さん(50バーツ=125円)
写真4-b:日本に帰る仏陀さん
右から、明さん、ショーヘイっち、仏陀さん、俺

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