宿を出たトゥクトゥクはあらゆる宿でパーイへ向かう旅行客を集客して行きます。

トゥクトゥクには、中国人、アメリカ人、カナダ人、とあらゆる人種が乗っています。
中国人たちはこのトゥクトゥクでパーイへ向かうと思っていたらしいです。。。笑
んなアホな…。笑 こんな背筋も伸ばせない天井の低い乗り物で3時間半は死ねます。。。笑

そして、トゥクトゥクが辿り着いた先は"AYA Service"という名の旅行会社のオフィスでした。
どうやら、パーイへはこの旅行会社のバスが有名らしい。

しばらくチェンマイのオフィスで待たされた後、13時半に出発したミニバンは、3時間強山道を走り、17時頃にパーイのAYA Serviceのオフィスに到着しました。

ミニバンの中では、北京出身のEdwardと、バンクーバー出身のAndrew、NY出身のRichardと、国際色豊かな面々と仲良くなり、特に席が隣になったAndrewとはパーイに着くまでの3時間半ずっとおしゃべりしていました。
ネイティブとの英会話は緊張します。。。何回「sorry?」と聞き直したことか。。。

Yasungに連絡を取るためAYA Serviceのスタッフに携帯電話を借り、着いたことを告げると、10分も経たずに迎えに来てくれました。サヴァナケット以来、約10日ぶりの再会です。
ってか、タイでは何故か日本の携帯電話が圏外になります。他の国では、圏内だったのに…。

パーイについてはYasungから話を聞いていただけだったので、勝手に自然しかない静かな田舎町だと思っていましたが、思ったよりも全然レストランやバーが並んでいて、すでに有名な観光名所になっているようでした。しかし、それでも田舎町は田舎町です。賑わっている中心地は小さく、少し足を伸ばせばすぐに自然に囲まれます。
12月、1月がハイシーズンのようで、すでに町には多くの観光客が訪れていました。

ハイシーズンだからなのか、掃除が間に合ってないからなのか、今日はゲストハウスに泊まれないということなので、Yasungの家に泊まることになりました。恐らく後者。。。笑

Yasungの家に行く前に寄ったミニマートではYasungがコーヒーをご馳走してくれました♪
ミニマートは中心地のメイン通りを一本外れたところにあり、外にはテーブル席もあります。
どうやらそこが彼の溜まり場らしく、実際Yasungの友達3人がそこで酒を飲んでいました。

50歳を越えたくらいの年格好をした彼らは、スウェーデン、スイス、デンマーク出身とこれまた国際色豊かな組合せで、スウェーデン人は8年、スイス人のロレンツォに至っては23年間もこのパーイに住んでいるとのことでした。

Yasungは、一通り彼らに僕の紹介、僕に彼らの紹介を終えると、2日前にツーリストポリスに連行され、刑務所に入れられた話をし出しました。。。笑

詳しいことは分かりませんでしたが、どうやら3ヶ月前に別れたタイ人の奥さんが警察に、「Yasungを捕えて欲しい。」と連絡したらしく、いきなりYasungの家に来た警察は、Yasungの言い分を一言たりとも聞こうとせず、彼を無理矢理刑務所に連れて行ったとのことでした。

Yasungは「『5歳の息子に会いたい。』と奥さんに言っただけで、俺は何も悪いことはしていないのに、、、」と、怒りと悲しみの感情をあらわにしていました。
僕は黙って聞くしかありませんでした。。。

ミニマートを後にし、中心地からバイクで20分くらい走ったところにあるYasungの家に荷物を置くと、Yasungと共に夜のパーイの町へ繰り出すことにしました。
パーイでは夜になると毎日屋台が並ぶらしく、その様子はまるで日本のお祭りのようです。

列を成して並ぶ屋台のうちの1つに握り寿司を売っている屋台がありました。Yasung曰く、この寿司は悪くないらしいので、この屋台の寿司を夕食にすることにしました。
ネタはサーモンや玉子など日本でもお馴染みのものから、ツブ貝にタレを漬けたようなものまで10種類ほどあり、値段は1貫5バーツ(=13円)か10バーツ(=25円)かの2種類でした。

僕は大好きなサーモンを始め7貫ほど選びました。
サーモンこそ普通に美味しかったものの、他は、タレ付きツブ貝含め、Yasungの言葉通り"悪くない"と言った感じでした。笑

夕食後はパーイの町全体を軽く案内してもらい、バーを2軒ハシゴし、帰宅しました。

パーイの中心地はホントに小さく、自分の足だけでも簡単に回ることができます。
夜の中心地は特に賑わっていましたが、騒々しいという感じでは全くなく、落ち着けます。
"下町の中規模な夏のお祭り"といった感じで、どこか懐かしい気持ちを感じました♪

まだ、パーイ初日ですが、早くもパーイの町が好きになりそうな予感です☆



写真1-a:Yasungの家その①
写真1-b:Yasungの家その②



写真2-a:夜のパーイの町並み
写真2-b:寿司屋と写真はブレるが軸は決してブレないYasung(写真右手)



写真3-a;タイハーブティーの屋台
写真3-b:子供をナメてるとしか思えない雑な売り方



写真4-a:変な店その①
写真4-b:変な店その②



写真5-a:何かのお祭り~和やかバージョン~
写真5-b:何かのお祭り~激しいバージョン~



写真6-a:屋台その①
写真6-b:屋台その②



写真7-a:オシャレなバーその①
写真7-b:オシャレなバーその②