年間を通じて温かい気候のバンコクと言えど、11月下旬の朝時は少し肌寒くなります。

マックでホットコーヒーをすすっていると、一人のアジア人っぽい男が入ってきました。
男は注文を終えるや否や、英語で「Wi-Fi使えないの!?スタバ行ったら有料だし、誰かがマックで使えるって言ってたからここに来たんだけど!」と喚き散らかし出しました。。。

Wi-Fi目当てにマックに来たものの、どうやら期待外れだったようです。

そして、その男は僕の席の隣の隣に座り、隣の西洋人に絡み出しました。マジで厄介です。

勝手に耳に入ってくる話によると、そのアジア人は日本人らしく、観光についても食事についてもやたら京都びいきの話をしていました。恐らく、京都出身なのでしょう。
絡まれている西洋人の方はスペインのカタルーニャ出身とのこと。ただ、どんな歴史的背景があるのか僕には分かりませんが、彼はカタルーニャをスペインとは認めていませんでした。

そんなこんなで、同じ日本人として絡まれても面倒臭いので、7時過ぎ頃にマックを出て、ミャンマー大使館に向かうことにしました。

ネットで事前に調べた情報によると、カオサン通りからミャンマー大使館へは、チャオプラヤー川をタクシーボートでサトーンという所まで下り、そこからBTS(スカイトレイン)に乗りサパーンタクシン駅からスーラサック駅まで行くとのことでした。

しかし、チャオプラヤ川がどの方向にあるのか分かりません。。。笑
適当にカオサン通りを歩いていると、後方から「バックパックの下の部分がレインカバーからはみ出しているよ。」と声を掛けられました。振り返ると、一人の男が立っていました。

これを機にチャオプラヤ川までの道を聞くと、途中まで案内してくれるとのこと。
怪しいっちゃ怪しいのですが、特にお金を請求して来る様子もないため、素直にその好意に甘えることにしました。

彼はカナダ人で、今日これからラオスへ行くとのこと。
僕がラオスに行ってきたと言うと、バンビエンの話になりました。彼は15年前の1997年にバンビエンに行ったことがあるらしく、その頃はまだ6つのゲストハウスしかなかったそうです。

そんなたわいもない話をしていると、すぐに大きな通りへ出ました。
先ほど、僕がバスを降りた大通りです。
後は、その道をカオサン通りを右後ろに真っ直ぐ歩いていくだけでした。

「ありがとう。」とカナダ人に別れを告げ、言われた通りに歩くと、タクシーボートの乗り場へは簡単に着くことができました。カオサン通りから歩いて10分弱の距離でした。

ボートはかなり早いスピードで水しぶきを上げながら、チャオプラヤ川を移動します。
9年前に対岸に渡って見た寺院はどれだったのだろうか、と淡い記憶を呼び起こそうと対岸の景色を見ていましたが、それらしいものはあるものの、やはり思い出せませんでした。

チャオプラヤ川を流れること30分強、乗組員がここがサトーンだよと教えてくれました。
運賃は15バーツ(=40円)と安く、何より気持ちがいいので晴れた日にはオススメです☆

そして、サトーンから歩いてすぐのところにあるBTSのサパーンタクシン駅へ。サパーンタクシン駅からスーラサック駅までは一駅(15バーツ=40円)なので、歩いて行くことも出来ます。

9年前も上空を走る電車に乗った記憶は確実にあるのですが、BTS(スカイトレイン)は9年前にはなかったのこと。。。地下鉄はあったため、もしかしたら、それがある区間たまたま上空を走ったのかもしれません。日本でも地上を走る地下鉄はありますからね。

スーラサック駅では出口3の階段を下り、階段と逆方向に直進します。5分弱でパン通りにぶち当たり、それを左折したところがミャンマー大使館のVISA Sectorの入口となります☆

途中、BTSを逆方面に乗ってしまったことなどもあり、既に8時40分になっていました。
この頃には気温も大分上がって来ており、重いバックパックを背負っているせいもあってか、僕の上半身は汗ダクダクダクダクダク…でした。。。

ミャンマー大使館前には、すでに50人ほどが列を作って並んでいました。



写真1-a:タクシーボート
写真1-b:タクシーボートの中



写真2-a:タクシーボートから見えた景色その①
写真2-b:タクシーボートから見えた景色その②



写真3-a:BTSのどっかの駅
写真3-b:ミャンマー大使館とそれに並ぶ人々


それでは、今日の一曲です。お聴き下さい。

~Mr.Children『水上バス』~