ミャンマーへの初上陸の時間が近づいてまいりました。

バンコクの空港の搭乗口では、どこの国の物かは分かりませんが、民族衣装を着た肌の黒いオバチャン連中(5、6人)が一斉にピーチクパーチク喋り散らかしていました。。。
「これ、会話成立しているのか?」と不思議に思うくらい、全員が一斉に喋っていました。

まるで昼飯の前のアヒルどもか、発情期の犬か猫のようです。。。
誰かこやつらに食欲と性欲を与えてやって欲しいものです。ついでに、強い強い睡眠欲も☆

しかし、なんで、どこの国もババァという種族はこうもウルサいのでしょうか…。
家庭の中にいるっていうのはそんなにストレスなのでしょうか??

フライトは遅れていて、16時20分発の便は17時頃になってようやくテイクオフしました。
そして、約1時間のフライトの末、ヤンゴンにはミャンマー時間で17時30分に到着しました。
ミャンマー初上陸です♪
ミャンマーは時差の関係でタイよりも30分時間が戻り、日本とは2時間半の時差となります。

空港のイミグレにて入国スタンプをもらうべく並んでいると、急に謎の停電…。笑
空港で停電って。。。笑 何かワクワクしたものを感じます。笑

明かりは5分ほどで戻りましたが、最初に回復したのは、天井の証明でもなく、建物内の案内板でもなく、Samsungの広告塔でした。。。さすが、Samsung!笑 順番、ちげーだろ…。笑

無事入国スタンプをもらった後は、ミャンマーの通貨(チャット)を持っていなかったので、空港にて100$(=84,500チャット)を両替しました。10チャットが約1円にあたる計算です。
後から知った情報ですが、ミャンマーは空港が一番レートがいいとのこと。
ちなみに、次にレートがいいのは銀行で100$=84,400チャットとのことでした。

ネットで調べた情報では、空港を出て少し歩くとバス停があるとのことでした。
そこで、空港のスタッフにバス停までの行き方を聞いてみることにしました。

しかし、空港のスタッフは英語がほぼ伝わらない上に、15分かかるとか、35分かかるとか、そもそもないとか情報がバラバラでどこか要領を得ません。。。
最終的には、「ダウンタウンまでタクシーで5$で行けるよ。」とか言い出す始末です。

仕方がないので、タクシーでダウンタウンまで行くことにしましたが、空港を出たとこにいるタクシーの連中は、立場が有利なことを利用して、10$(=800円)とか吹っ掛けてきます…。
せっかくミャンマーチャット両替したのに、何故かUSDで金額を提示してきます。

日本と比べたらかなり安い金額ですが、ここはミャンマーだし、節約できるところは節約しておかないと今後の旅にそのしわ寄せが来てしまいます。

しかし、値下げ交渉をしようとしても、彼らは「10$と決まっているから。」と1$足りとも下げようとはしてくれません。旅行客がタクシーなしに移動できないことを知っているのです。
タクシー1台当たりの金額は下げられそうになかったので、ダウンタウンに向かう旅行者を探し、その人たちとシェアして1人当たりの金額を下げる作戦に出ることにしました。

ところが、周りはグループであったり、旅行会社のお迎えが来ていたりと、簡単に見つかるだろうと思っていた同じ境遇の旅行者はなかなか見当たりませんでした。。。

そんな中、日本語で会話をしている45~50歳くらいの男性2人を発見しました!
早速、状況を説明し、一緒にダウンタウンまで行かないかと提案してみましたが、片一方はビジネス上のお客さんらしく、「無理。」と断られてしまいました。。。

そして、引き続き、シェアする相手を探すべく空港内をうろちょろしていると、向こうからたったさっき断られたばかりの日本人の男性が一人こちらに向かって歩いてきました。
「気が変わったのかな?」と淡い期待を持つも、男性は「ここは分が悪いから、空港出て流しのタクシーを捕まえた方がいいよ。」と、正論中の正論を言いに来ただけでした。。。笑
がっかりです。。。 そんなことは分かっております。。。

とは言え、もはや同じ境遇の旅行者は見つかりそうもなかったので、言われた通りに流しのタクシーを捕まえるため、大通りへと向かうことにしました。

空港を出て、タクシードライバーたちを横目に歩き出すと、それを見て急に焦り出したタクシードライバーたちは慌てて僕を追いかけながら値段を下げてきました。笑
5,6人が、セリのように交互に値段を言い合い、必死に僕を食い止めようとしてきます。

しかし、USDでは7$まで、チャットでは6,000チャット(=7.5$)までが限界のようでした。
もう少し安くなるだろうと考えていた僕は、大通りへとそのまま歩みを続けました。

それ以上はタクシードライバーたちも追いかけて来ませんでしたが、彼らと入れ替わるように一台のタクシーが「どこへ行くんだ?」と声を掛け、車を歩道側に寄せてきました。
僕はもう大通りに着くまでヤツらに聞く耳は持たないと決めていたので、「最低でも5,000チャットしか払わねぇ!」と言い、歩みを止めずに大通りへと急ぎました。

すると、、、

「OK.」

とのこと。。。

ん?OK??

え?いいの??逆にいいの???

無理だと思っていたため、予想外の答えに耳を疑ってしまいました。

何度も5,000チャットでいいのね?と念を押すも、イマイチ信用なりません。。。
万一、ダウンタウンに着いた瞬間に「6,000チャット」とか抜かし出したら、その瞬間に一文も払わずぶん殴ってやろう、と思い、でダウンタウンまで行ってもらうことにしました。

しかし、野蛮なことが嫌いなイナバ君は、一応予防策を張ることに☆
香港からマカオ行きのフェリーを待っている時にインド人に使った作戦です。

そうです!「友達になってしまえば恐くない大作戦」です☆

早速、「俺はミャンマーが大好きだぜ。ミャンマー人は優しくて、フレンドリーだからマジ大好きだぜ☆」と熱く語りかけました。

ミャンマーには先程お邪魔したばっかりで、今現在話したことがあるミャンマー人はデマカセクソヤローばかりの空港のスタッフとどこにでもいる吹っ掛け客引きクソヤローばかりのタクシードライバーのみですが。。。もはや、大好きもクソもありません。。。笑

すると、あっちも「おぉ、そうか!お前は日本人か?俺も日本大好きだぜ!!サンキュー、サンキュー!!」とか言い出してきました。笑

作戦に乗ってきたようです♪笑 もはや、後はこっちのもんです!
相手の名前を聞き、歳を聞き、結婚しているかどうかを聞き、色んな情報を引き出しました。
人は自分の素性が知られている人間に対しては、なかなか悪さは出来ないものです。

さらに、日本のことについても質問をしてみることにしてみました。

ピロティ~「日本のどこが好きなの~?」
ドライバー「うん?ハハ…!OK!OK!ジャパン!ジャパ~ン!」
ピロティ~「日本について知っていること何かある?」
ドライバー「うん?ハハ…!OK!OK!ジャパン!ジャパ~ン!」

全然通じてねぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!笑

ということで、すっかり友達になったところで、目的地をダウンタウンのランドマークであるスーレー・パヤー(パヤー=寺院)から、最終目的地のTokyo Guest Houseへちゃっかり変更☆笑
ソウルメイト(死語笑)並に仲良くなった彼は、Tokyo Guest Houseへ行くため、途中車を止め、地図を見てくれたり、屋台で食べている兄ちゃんたちに場所を聞いたりしてくれました。
普通にいいヤツです。笑

そんなこんなで、空港からは30分強でTokyo Guest Houseに到着☆
支払いはちゃんと約束通りの5,000チャットで、最後には握手さえ求められました♪

しかし、タクシーを降りた瞬間、町中が真っ暗な闇に包まれてしまいました!!
ついにこの世も終わりか!と思っていると、今度は町全体が停電したようでした。。。笑

ミャンマーの電力事情は一体どうなっているんでしょうか。。。笑
町全体が突然停電するなんて、僕が小学生だった頃に2、3回あったくらいです。

でも、停電のタイミングとしては最高でした。
もし、一瞬でも停電が早かったらTokyo Guest Houseの看板を発見できなかったと思います。

と喜んだのも束の間、、、宛てにしていたTokyo Guest Houseは満室でした。。。
やはり、部屋数が少ないのは大きなネックでした。。。

外に出ると、ある路面店の照明だけが回復していました。
Samsungでした。。。恐るべし、Samsung!!笑

携帯で時間を確認すると、時刻はすでに19時半近くになっていました。。。










写真:ヤンゴン市内停電の中、文字通り異彩を放つSamsung


それでは、今日の一曲です。お聴き下さい。

~郷ひろみ『二億四千万の瞳』~