時刻は18時半となり、たかや君と僕はRUBY MARTに夕食を食べに行くことにしました。

たまたまかもしれないし、答えを出すにはあまりにも早いのですが、昨晩食べた焼きそばといい、昼間食べた肉まんといい、食べたミャンマー料理が2食とも脂っこかったため、勝手に"ミャンマー料理=脂っこい"というイメージが付いてしまっていました。
ミャンマー料理にもっと挑戦したい気持ちはあるのに、胃がそれを受付けようとしません。

Tokyo Donutで「夕食どうする?」という話になり、僕は「脂っこい物を避けたいから、RUBY MARTのフードコートに行こうと思う。」とたかや君に伝えました。
そして、RUBY MARTのフードコートで食べたガパオガイの話をすると、彼も食べてみたいということになり、一緒にRUBY MARTに行くことになったのです。

ところが、その途中で、たかや君が「美味しい屋台があるんですけど、少しだけ食べてからRUBY MARTに行きませんか?」と言ってきました。

屋台に挑戦したい気持ちはもちろんあります。
しかし、正直言ってあまり気は進みません。。。
ただでさえ、胃が弱く、日本でもよくお腹を壊していた僕が、東南アジアの屋台に挑戦するのは無謀以外のナニモノでもないように思われました。

出来ることならば、避けて通りたい道です。
僕の頭の中には、ある友達と今回腹を壊したせいじ君の顔が浮かんでいました。

9年前の2003年の夏、僕はテニスサークルの友達と2人で、シンガポール、マレーシア、タイと、マレー半島にある3国をマレー鉄道で北上する旅に出ました。
2週間弱の旅であったものの、お互い気を遣い過ぎていたのか、最後の国タイに着く頃には2人ともかなり疲れ切っていました。
日本では気の合う2人でも、海外では興味を示す対象が異なったのです。

そこで、僕たちはタイのバンコクで1日だけ別行動を取ることにしました。
僕はパタヤビーチまで足を伸ばし、彼はムエタイ観戦や夜の体験をしにバンコクの町に繰り出して行きました。そして、彼はムエタイの競技場前にある屋台で夕食を済ませました。
翌日、彼は見事に腹を壊し、観光どころではありませんでした。。。

彼は本当にツラそうでした。トイレを発見する度に駆け込んでいたのを覚えています。
僕はそのことがきっかけで、東南アジアでは自然に屋台を避けるようになっていたのです。

ただ、屋台で食事をすることはミャンマーの楽しみ方の一つでもあるとも思います。
屋台に挑戦せずに、ミャンマーを楽しんだとは言えないかも知れません。

結局、僕は一瞬考えた後、「まぁ、少しだけなら当たりはしないだろう。」と自分の選択を正当化するように、たかや君の誘いに乗ることにしました。

皮肉にも、その屋台は、昼間肉まんを買った大衆食堂の近くありました。
屋台は小さく、5つほどの椅子が、中央にある鍋を囲うように置かれていました。

ここの屋台は串専門らしく、串の先に刺さった牛の腸やレバーなど細かく切った部位を、グツグツと煮えたぎったスープのようなものに入れ、最後にお好みでタレを付けて食べます。
各部位はあらかじめ火が通されているようでした。

早速、たかや君に倣い、1本食べてみることにしました。
まずは、煮玉子。。。笑 ←牛じゃない。。。笑 いきなり牛は行けませんでした。。。笑
六等分されたくらいの大きさである煮玉子は無難にめっちゃ美味しかったです♪

そして、いよいよ牛の肉へ。。。
イマイチどれがどの部位か分かりませんでしたが、見た目が美味しそうな物をチョイス☆

…。

…。

…!

おぉ、意外に美味い!!笑

次に挑戦!

おぉ、これも美味い!!笑

意外とどれもクセがなく、普通に美味しく食べられちゃいます♪笑
1本1本が小さいため、ついつい次へ次へと手を伸ばしたくなってしまいますが、屋台で腹を壊したせいじ君の件もあり、あまりガツガツたくさん食べるわけにはいきません。

また、スープが付いてくるのですが、このスープが、たかや君も絶賛する通り、さっぱりしていてかなりイケます♪何で出汁を取ったのかはイマイチ分かりませんでしたが美味です♪

結局、僕は8本ほど食べてやめておきました。お会計は300チャット(=30円)。クソ安い♪笑

後は、明日の朝、お腹の調子に異変が訪れないことをただただ祈るばかりです。



写真1-a:たかや君オススメの串屋の屋台その①
写真1-b:たかや君オススメの串屋の屋台その②


それでは、今日の一曲です。お聴き下さい。

~浜崎あゆみ『Trauma』~