バガンはどうやらシーズン中のようで、宿はどこもいっぱいでした。

馬車に乗り、まずは、ピンサ・ルパ・ゲストハウスという宿に行ってもらいました。
バンゴクでナガタさんにもらった地球の歩き方('08~'09)にも載っている安宿で、町の北東にあるマーケットにも近いし、ホットシャワーが使えるとの情報でした。

しかし、行ってみるも、「シングルルームは全てフル!」とのこと。。。

仕方なく、次の宿に交渉するため、再び馬車に乗り込みます。
馬車は「泊まれる宿が見つかるまで最初に交渉した1,500チャットで行ってやる。」と言ってくれました。さすが、最後まで面倒を見てくれるミャンマー人です♪優しい♪♪

次は、ピンサ・ルパ・ゲストハウスからすぐ近くにあるゴールデンミャンマーゲストハウスという宿に行ってみることにしました。

しかし、ここもフル。。。

軽くうなだれ、帰ろうとすると、宿の奥からオーナーらしき人が飛び出てきました。

オーナー「日本人か?」
ピロティ「うん、そうだよ。」

もしかしたら、日本人なら大歓迎!ということで、部屋を用意してくれるのかなという淡い期待が生まれます。

オーナー「ユミコを知っているか?」
ピロティ「ん?ユミコ?誰?それ?知らないけど。。。」
オーナー「そうか。。。」

どうやら、ユミコという日本人が既にこの宿に泊まっているらしいのですが、誰かを待っているらしく、その誰かを僕だと思ったらしいのです。。。変な期待させやがって。。。
ということで、2つ目のゴールデンミャンマーゲストハウスもダメでした。。。

そして、そこからすぐ近くのインワゲストハウスもやはりフルとのことでした。。。
ちなみに、このインワゲストハウスまでは、バス停から全然歩ける距離でした。。。萎

安宿情報がなくなってしまった僕はしばらく困ってしまいましたが、ふとヤンゴンで会ったこうじ君にバガンの宿のネームカードを一枚もらっていたことを思い出し、そこの宿に行ってみることにしました。

こうじ君もバガンに来た時、宿がどこもいっぱいであったため、探すのに苦労したそうです。
そうして、見つけた宿がView Point Guest Houseという宿とのことでした。

宿はマーケットを南に結構下った所にあり、かなり馬車で移動する必要がありました。
しかし、少し遠くまで来た甲斐があり、部屋は空いていて、しかもシングル1泊12$(=960円)とハイシーズンのバガンにあって、かなり良心的な価格設定となっていました♪
部屋はそこまで綺麗ではありませんでしたが、決して汚くはないし、Wi-Fiは使えないものの、ホットシャワーは出るとのことだったので、疲れていた僕はここに泊まることにしました。

ホースタクシードライバーには、結構走ってもらったため、2,000チャット(=200円)を支払うことにしました。50円ほどしか違いませんが。。。笑
すると、「明日はどうするんだ?」とお決まりの遺跡観光の勧誘をしてきました。

彼の名はヤスン、馬の名前はオンビー、車番は130番。一日観光料18,000チャット=1,800円。

ヤスンって。。。笑 パーイでお世話になったYasung(ヤースン)と似た名前です。。。笑

値段は少し高いようにも思えましたが、値切り交渉しても下がらないし、ヤスンという名前に縁を感じたので、明日一日馬車を貸切り、バガン遺跡巡りをお願いすることにしました。
ヤスンは「明日の朝9時にここに迎えに来る。」と言って去って行きました。

そうして、宿でチェックインを済ますと、、、

宿の人「バガンの次はどこへ行くの?」
ピロト「インレー湖だよ。」
宿の人「バスのチケットはもう買った?」
ピロト「うん、もうさっきバスターミナルで買っちゃった。」
宿の人「そう。。。朝のバス?夜のバス?」
ピロト「え?朝のバスだけど、夜のバスもあるの!?」
宿の人「え?あるわよ。」
ピロト「え?じゃあ、夜のバスで行きたいんだけど、これキャンセルできないかなぁ?」
宿の人「ん?どういうこと?」
ピロト「もう俺は明後日のバスチケット買っちゃったんだけど、明日の夜のバスがあるなら、それでインレー湖に行きたいから、変更できないかなぁってこと。」
宿の人「う~ん。」

どうやら、宿の人は簡単な英語は分かるものの、ちょっと込み入った話は無理なようでした。
すると、宿のオーナーと思われるおっちゃんまで登場してきました。

2人とも僕以上に英語ができないのですが、途中で投げ出さず、真剣に僕の言っていることを理解しようとしてくれ、さらに相談にまで乗ろうとしてくれます。
何回も何回も繰り返しでいい加減しつこいと思われるかもしれませんが、宿の人がここまで親身になってくれるのはこれまででミャンマーだけです。
ヤンゴン、チャウンタービーチ、バガンと全ての宿で人のいい人たちと出会えています。

そして、何度も丁寧に説明した結果、何とか理解してくれ、明日僕のチケット(明後日の朝のバス)を明日の夜のバスのチケットに変更できるかトライしてみると言ってくれました♪

ホント、ミャンマー人の優しさにはションベン漏れちゃいます♪笑










写真1:View Point Guest Houseの外観



写真2-a:View Point Guest Houseの部屋その①
写真2-b:View Point Guest Houseの部屋その②