おっちゃんが僕にくれた猶予は一時間でした。

おこがましくもレストラン"Sun Flower"にバックパックを置かせてもらい、まずは旅行会社のオフィスへと向かいました。
一刻も早く宿を探したい気持ちでしたが、その前に12月2日(日)の夜行バスまでフルになってしまっては、12月4日マンダレー発バンコク行きの飛行機に間に合わなくなってしまいます。
そのため、まず12月2日のチケットを予約してしまうことにしたのです。

オフィスに着き、おばちゃんに「やはりMonasteryもフルでダメだったよ。でも、そこの"Sun Flower"っていうレストランのおっちゃんが泊めてくれるって言ってくれたよ。」と一応近況報告をすると、それに関しておばちゃんは何も言わず、少し笑って頷いているだけでした。

12月2日の夜行バスの空席状況に関しては依然余りがあるようでした。
しかし、予約をする前に、もう一度だけ、最後に今日と明日のチケットが本当にフルなのか調べてもらうことにしました。
やはり、できれば一日でも早くインレー湖を発ってマンダレーに着いておきたいのです。

バス会社かどこかに確認してくれたおばちゃんが電話を切り、口を開くのを待つと、、、

なんと、キャンセルが出たのか、明日の夜行バスで最後尾なら一席だけ余っているとのこと!

奇跡!!即座に購入です!!!

運が向いてきました!!!!!

これで、インレー湖には一泊だけで次の目的地マンダレーに向かうことができます♪
まだ肝心の宿探しが残っていますが、最悪一泊だけならあのおっちゃんの家でも我慢できます。
やはり、最後まで望みは捨てないことです!

さらに、マリオがスターを取ったときのようなノリノリ状態になった僕は(←単純…笑)、その旅行会社が同時にサービスを行っているレンタサイクルをすることにしました。

インレー湖へはボートで行くのが主流のようですが、自転車でも行けるとのことだったので、お金節約&自分の行きたいところに行きたいという理由で自転車を選びました。
しかも、宿探しのためには自転車がかなり役立ちます♪

自転車を手に入れたスターピロトは、クリボーみたいな色をしたミャンマー人をぽこぽこ跳ね飛ばし、昨日回って断られた宿をもう一度あたって行きました。

そして、宿を探し回ること2軒目。
ジプシーインというゲストハウスでチェックアウト状況を確認すると、、、

なんと、今日12時に一人チェックアウトが出るとのこと!!!

一泊の値段は15,000チャット(=1,500円)とちょっと高めであるものの、ダブルルームの部屋は広く清潔でシャワーとトイレは部屋に付いているし、朝食(別にいらない…笑)も付いているというので、即決でここに泊まることにしました。

やはり、チェックアウトする人はいるのです!!
早めに宿が見つかって本当にホッとしました。

宿もバスも無事押さえることができた僕は、バスを予約した旅行会社のオフィスに戻り、明日の夜ジプシーインまで送迎車を出してくれるよう頼み、"Sun Flower"へと向かいました。

"Sun Flower"では、先程のフランス人おばちゃんたちが朝食を食べていました。
何故かレストランのおっちゃんよりもそのおばちゃんたちに申し訳なさを感じつつ、他の宿が見つかったことを告げ、お礼と別れを言い、レストランを去りました。
おばちゃんたちは羨ましそうにこちらを見ていましたが、笑顔で見送ってくれました。

少し遠回りをしてしまった気もしますが、これでようやくインレー湖満喫に専念できます♪



写真1-a:やっとこさ泊まれることになったジプシーイン
写真1-b:やっとこさ泊まれることになったジプシーインの部屋その①



写真2-a:やっとこさ泊まれることになったジプシーインの部屋その②
写真2-b:やっとこさ泊まれることになったジプシーインのシャワールーム