ピロティ~旅行記 ~世界征服を企む男の旅~

世界征服を企む一人の男が世界一周をするという旅行記です。 俺の夢は世界征服(=世界中に友達を作ること)です。 地球上のあらゆる土地に足を運び、その土地の人たちと触れ合い、価値観や人生観をぶつけ合えたらと思って世界に飛び出ることにしました。

09_ブータン

ファームステイの夜

クルで遊んだ後は、チーズ作りを手伝わせてもらいました。

チーズの原料はもちろん母牛から取った生の牛乳で、この牛乳をただひたすら空気と混ぜ、酸化させて固めるだけでチーズが作られます。

牛乳は木製のタルの中に保管されていて、タルの蓋には撹拌用の太い木の棒が刺さっています。
棒の先(ミルクの中に触れている方)には、さらに小さな木の棒が軸の太い棒と垂直に八方向に付いていて、太い棒を両手の掌で擦るように回すと、先の細い棒もそれに合わせて回り、タルの中の牛乳が撹拌される仕組みになっています。

ところが、この棒をうまく回すこと、牛乳をしっかり撹拌するということが想像以上に難しく、なかなかうまくいかない上に、かなり体力を消耗するという大変な仕事でした。。。
全然コツが掴めない僕を横目にドライバーのDorjiさんは、さすがブータン人ということもあって、簡単そうに上手に棒を回していました。牛乳が混ざる音がまず違います。。。

それでも、何とか役に立ちたいと僕は必死に棒を回しました。
回しに回しました。
こんなに棒を擦るように回すことは今後ないと思うくらい回しました。笑

気付くと、極寒のガンテにいながら、タンクトップで撹拌している自分がいました。。。笑

しかし、結局、途中で体力が尽き、チンレーとサンゲの助けを借りた挙げ句、仕上げはギュンパによって行われました。笑

そして、出来たチーズをおにぎりのように握り、ここからチーズ団子のようなものを作ります。
これなら、僕でも十分に役に立つことが出来ます☆
ということで、ギュンパと共に語学交換をしながら、団子作りを楽しみました♪

今日の夕飯は、レッドライスにポークと大根の煮物、ビーフと野菜のスープによく分からない葉っぱのスープでした。今日も外国人のお客さん仕様でお肉がたくさん使われています♪
相変わらず、このよく分からない葉っぱのスープは僕の口には合いませんでしたが、ポークと大根の煮物はかなり美味しく、たくさん頂いちゃいました♪ただ、やっぱ辛い。。。><

ってか、チーズ団子どこ行ったんだろ。。。笑

ギュンパは今夜も俺を飼育するかの如く、お代わりを勧めてきます。。。笑
依然お腹の調子が悪く、食欲が戻らない僕は、ゾンカ語で"ポー ダンシー ラ(お腹いっぱい)"を連呼しても、ギュンパは全く聞く耳を持ってくれません。笑

食後は、チンレーとソナムと日本から持ってきた折り紙でひたすら遊びました。
ブータンでも折り紙は小学校で習うようで、彼らもいくつか折り方を知っているようでした。

ベトナムといい、ブータンといい、結構折り紙は海外でも有名なんですね。
そういえば、スイス人の友達も小学校で習うと言っていました。

彼らはかなり折り紙に夢中になってくれ、僕たちはかなりの数の物を作りました。
日本から、色々な折り方をデータで持ってきたのがかなり役に立ちました♪

しかし、こうして見ていると、やはり彼らもまだまだ子供なんだな、と思いました。
本当に純粋で、素直で、家族思いのいい子たちです。
日本の中学生だったら、多分折り紙で遊んではくれないでしょうね。。。笑

僕らが折り紙で遊んでいると、ギュンパたちがブータンのお酒を出してくれました。
アラとチャンケというブータンのスペシャルなお酒だそうです。

アラはブータン流のワインとのことでしたが、日本でいう焼酎に似ていました。
ブータン東部でよく飲まれているようで、このアラにバターで炒めた卵を入れたゴンドアラは、お腹を壊した時や体調が悪い時にいいとされています。
僕の口にはちょっと合わず、さらにお腹壊しそうでしたが、、、笑

チャンケはお米から作られたスペシャルなお酒で、普段はあまり飲むことはなく、ブータン人は子供が生まれた時に、チベット人は正月に飲むことが多いようです。
こちらは甘酒に酷似していますが、より酸味が強く、これまた口に合いませんでした…。萎

内緒でチンレーにちょこっとだけ舐めるように飲ませたら、めっちゃくちゃ険しい顔をして吐きそうになっていました。笑
フフフ…大人の洗礼じゃ!笑

ギュンパたちは、お客である僕に対し、少しでもブータンのことを教えてくれようと、本当に色々考えて色々してくれるのに、あまりそれを楽しめない自分がいて、申し訳ないというか、何か残念な気持ちになってしまいました。

僕としても、ブータンに興味を持ち、決して安くはない滞在費を払って、ブータンに来ているわけですから、全てを楽しみたい気持ちはあるのですが、どうしてもブータンの食文化は僕には合わないようです。。。
体調のせいもあると思うけど、、、

まぁ、全てを好きになることが良いことというわけではないですからね。
"実際にその地に行って自分の肌で感じる"、"物を知る"ということが最重要ですからね☆
と、いうことにしておきます。。。

折り紙で一通り遊び終えると、時刻は22時を回っていました。
寝ようとした僕に対し、子供たちはすっかり元気になってしまったようで、今度は歌や踊りが始まってしまいました。笑

ソナムは恐らく学校で習ったのであろう民族舞踊のようなものを披露してくれましたが、チンレーはDVDか何かで見た映画のワンシーンを一人で演じていました。笑
僕はそれをひたすらデジカメのムービーで撮っては彼らやギュンパに再生して見せていました。
彼らはその度に爆笑を繰り返し、それを見て僕も笑っていました。

ちなみに、Tashiさんは一人部屋に戻って寝ていました。笑 ズルい。。。笑

でも、子供達ともすっかり打ち解けることができて嬉しい限りでした♪



写真1-a:チーズ作りをするPirotyさん
写真1-b:チーズ作りをするDorjiさん



写真2-a:本気を出したPirotyさんと本気を出そうとするDorjiさん
写真2-b:本気を出したDorjiさん



写真3-a:チンレーの追い討ち
写真3-b:サンゲの追い討ち



写真4-a:ギュンパの最終チェック
写真4-b:出来立てホヤホヤのチーズ



写真5-a:チーズからチーズ団子を作るの巻
写真5-b:チーズからチーズ団子を作るのを助けるの巻



写真6-a:ギュンパに日本語を教える私
写真6-b:出来立てホヤホヤのチーズ団子



写真7-a:戦士の休息その①
写真7-b:戦士の休息その②



写真8-a:夕飯タイム
写真8-b:夕飯



写真9-a:大人の難しい話についていこうとするが、やはり難しいように思われるサンゲ
写真9-b:大人の難しい話なんぞには聞く耳を持たず、折り紙に興じるチンレーとソナム


アーチェリーの素質

農村ステイ3日目、今日も朝食からギュンパはたらふくこれでもかと勧めてきます。笑

午前中はブータンに来たら是非やりたかったことの一つ、アーチェリーで遊びました♪
ちなみに僕のアーチェリー歴は、その昔、家族で軽井沢だか蓼科に行ったときに挑戦したのと、川崎のスポッチャで軽く遊んだくらいです。笑

ブータンではアーチェリーが国技と言われるほど有名で、ブータンを車で走っていると、子供から大人までアーチェリーの練習や試合をしている光景をよく目にします。

正式な競技で使われるアーチェリーの道具は本格的な造りになっていて、値段もかなりするようですが、ここで使わせてもらった弓矢は、矢こそまだ現代っぽいものの、弓は昔から使われているような手作り感満載の造りで、先住民族になったような気分でした☆

最初は、クルと同じく、矢を真っ直ぐ飛ばすことも、遠くに飛ばすこともできませんでしたが、Dorjiさんにコーチをしてもらい、割と早くコツを掴むことができました。

そして、ある程度練習した後で、試合開始!

Dorjiさん、チンレー、僕とそれぞれ矢を2本ずつ持ち、50mくらい離れた所に刺してある板切れを的として狙います。
ルールは至って簡単で、的である板に刺されば1点となり、得点の多い者が勝者となります。

正式な競技は100m以上も離れた的を狙うようですが、僕には50mでもかなり遠い距離です…。
ってか、最初、50m先の的は小さ過ぎて、場所さえ見つけられませんでした。。。笑
危うく、そこら辺を散歩中の牛を狙うところでした。笑

Dorjiさんは、アーチェリーのチームにも入っているようで、さすがに矢の飛び方がとても綺麗で、惜しい所に何回も飛ばしていました。
ただ、この試合に限っては、チンレーがそれ以上に凄く、的には刺さらないものの、的を弾くような矢をいくつか放っていました。

僕は、やっていくうちに大分慣れ、惜しい所に飛ばした矢も何回かありましたが、短すぎたり、遠くに飛ばしすぎたり、と長短の調整がまだまだうまくできない感じでした。

しかし、勝負というものは分からないもので、試合に勝ったのは僕でした!笑

試合は、誰も的に刺すことが出来ず、全員無得点のまま進んでいき、僕の番になりました。
手探りでやっていた段階は過ぎ、力加減や狙う高さを考えながら放つ段階になっていました。

そして、大きく深呼吸をし、力強く矢と弦を引き、思い切りよく放しました。



シューー!



タンッ!!!


一瞬、目と耳を疑いました。
僕より先に声を上げたのはDorjiさんでした。

板の中心でこそないものの、下の方にしっかりと僕の放った矢が刺さっているではありませんかっ!!!
得点です!!!
僕の得点です!!!

めっちゃくちゃ嬉しいっ!!!!!
練習を含め、板に弾かれることすら一回たりとてなかったのに、試合でいきなり刺さったものですから、僕自信が一番驚きましたが、本当に嬉しかったです♪

そして、そのまま試合は終了☆
試合自体は低レベルかもしれませんが(笑)、見事僕の勝利です♪
勝ったこともそうですが、まず刺さったことが何より嬉しかったです♪

アーチェリーの素質があるのかもしれません!笑
日本帰ったら流鏑馬でも始めようかと思います♪ ←単純。笑 でも、本気でやりたい笑

と、そこにTashiさん登場!

Tashiさんは今でこそガイドをやっていますが、実は1999年のブータンナショナルチャンピオンなのです!!
しかも、当時は現国王と同じチームだったと言います!
普段はとても面白くて優しいガイドなのですが、実はとても凄い人なのです!笑

本当にいい旅行会社(Bhutan Retreat)に出会えたと思います☆マジでラッキーです♪

そして、早速元チャンピオンの腕を見せてもらいました。

的を100mほど離れた位置にセットし直し、TashiさんとDorjiさんとでゲーム開始☆

さすがに僕の力では全く届かないし、指もかなり痛くなってきていたので、僕は無理をせず休憩しながら、2人のアーチェリーを観戦することにしました。
チンレーも疲れたのか、僕の横で、僕の携帯に入っているアプリで遊んでいました。笑

100m離れた所にある板などほぼ点に等しいような状態です。
しかし、それでも2人とも流石で、かなり惜しいところに飛ばしていました。
僕も途中、同じ距離で挑戦してみましたが、全然届きませんでした。。。笑

結局、的を射るところは見られませんでしたが、かなりのナイスゲームでした。

アーチェリーちょっとハマっちゃいそうな予感です♪笑



写真1-a:的をセットするDorjiさんとチンレー
写真1-b:的をセットするDorjiさんとチンレーとその後ろを散歩する牛たち



写真2-a:遠くにセットされた的
※左から2軒目の家の下方に小さくあります。
写真2-b:ウォーミングアップ中のDorjiさんと天に唾を吐きかけるチンレー



写真3-a:構えるDorjiさん
写真3-b:矢を放ったDorjiさん



写真4-a:構えるチンレー
写真4-b:矢を放ったチンレー



写真5-a:構えるPiroty
写真5-b:刺さった記念写真♪



写真6-a:矢を放ち叫ぶTashiさん
写真6-b:遊びに来た近所の子供たち



写真7-a:男の勝負
※もはや、的は遥か遠く、、、笑
写真7-b:使用した弓矢

突然の別れ

別れは突然にやってきました。

午前中をアーチェリーで遊び終えると、Tashiさんから、「お昼ご飯を食べたら、ティンプーへと向かいましょう。ティンプーまでは遠いので、今夜はウォンディーに泊まります。」とのお話がありました。

理由は僕のバングラデシュビザの取得のためです。

僕の今後の旅の計画としては、ブータンの後、インドを一旦介し、バングラデシュへ北から入り、最終的に南にある首都ダッカまで下ります。
そして、そこから西へ進み、コルカタから再度インドに入る予定になっているのですが、このインド、バングラデシュは日本人でも入国に際してビザが必要なのです。

特にインドビザは手続きやルールが面倒臭く、事前取得が原則となっています。
さらに、僕の場合、インドには2回入国することになるので、ダブルビザもしくはマルチプルビザの取得が必要となってきます。

どちらの国のビザも日本で申請してこなかった僕は、旅の途中で、インドビザをブータンで、バングラデシュビザを国境で取ることにしていました。

しかし、Tashiさんの「バングラデシュビザも事前に取っておいた方がいいよ」とのアドバイスにより、急遽ここブータンでバングラデシュビザも申請させてもらうことにしたのです。
僕としても、可能であるならば、それに越したことはないので、素直に従うことにしました。

ただ、そのために本来は4泊ほどする予定だった農村ステイを短くする必要が出てきてしまい、そして、Tashiさんにインド大使館、バングラデシュ大使館と相談してもらった結果、急遽今日のお昼にここガンテを発つことになったのです。

状況を察したチンレーの「今日もうティンプーに行っちゃうの?」という質問には「うん。。。」としか答えられませんでした。。。

昼ご飯は、最後だから気持ちがそうさせているのか、単に舌がブータンの食事に慣れてきただけなのか、理由は分かりませんが、何故かやたら美味しく感じられました。

食事を済ませた後は、すぐに荷物をまとめる作業に取り掛かりました。
ここでは、チンレーとソナムが手伝ってくれました。

そして、ギュンパにチップを渡し、子供達にはブータンに着いたときにツアーで来ていた日本人のおばちゃんたちからもらったお菓子などをあげ、別れを告げました。

短い滞在で僕は何も出来ませんでしたが、ギュンパは最後「自分の息子のようだから、この先が心配だ。」と言ってくれました。
僕はそれに対し、ゾンカ語で「テルバリ シムガエラ(本当に嬉しいです)。カディンチェラ(ありがとうございます)。」と答えると、ギュンパはビターナッツで真っ赤になった歯を見せて笑ってくれました。

そして、僕が家を出て、下に降りると、出発の準備がすでに出来ていました。
ただ、僕のバックパックを下まで運び、車に乗せてくれたチンレーは僕に背を向けたまま、黙っています。

Tashiさんがそれを見て、「泣きそうだよ。私も涙出てきました。」と僕に言いました。

たった2日しか一緒にいられませんでしたが、それでもこうやって別れを惜しんでくれるチンレーに僕は嬉しさを感じると共に、僕の中にも込み上げて来るモノを感じました。

そして、そんなチンレーに僕は自分が日本にいるときからずっと着けているペンダントをあげることにしました。
ペンダントトップにはサメの歯が付いていて、ここ2日間、チンレーはよくそのサメの歯を触ったり、自分の歯に当ててサメのマネをしたりしていました。

一回も「欲しい」などとは言って来ませんでしたが、興味を持っていることは間違いなさそうでした。

僕はこのペンダントを何年も着けていてかなり大切にしていましたし、この旅で会った何人かの現地民に「それをくれ。」と言われることもありましたが、断固として断ってきました。
何しろ、何種類か持っているペンダントの中で、この旅を共にするのに選んだ唯一のペンダントです。

でも、チンレーにならこれをあげても厭わないと思いました。

ピロティ「チンレー、コレあげるよ。」
チンレー「……。」
ピロティ「これは俺の宝物だから、ちゃんと大切にしてな。なくすなよ。」
チンレー「……。」

チンレーは少し英語が喋れますが、お互い完璧ではないので、僕の言葉を完全に理解してくれたかどうかは分かりませんが、僕がそう言ってチンレーの首にペンダントを着けてあげると、チンレーは僕に背を向けたまま泣き出してしまいました。

それを見て、僕も泣きそうになってしまいましたが、グッとこらえ、チンレーを抱き寄せて頭を撫で、再会を誓うと共にお礼を言うだけにしました。

短い間でしたが、本当にいい農家(※)に農村ステイすることができました。
※このガンテの農家は、Gella Farm Houseと言うらしい。
良くしてくれたギュンパ、サンゲ、ソナム、そしてチンレーに感謝すると共に、いい農家を選んでくださったBhutan Retreatの三智子さん、Tashiさんにもお礼を言いたいと思います。

そんなこんなで、ガンテを出発し、ティンプーまでの経由地点ウォンディーを目指します。

最後は、オグロヅルまでもが近くまでお見送りに来てくれました。



写真1-a:お見送りに来てくれたオグロヅル①
写真1-b:お見送りに来てくれたオグロヅル②



写真2-a:お見送りに来てくれたオグロヅル③
写真2-b:お見送りに来てくれたオグロヅル④


マサイ族並のブータン人

農村で涙の別れを告げた我々は、一路、ウォンディーを目指します。

ガンテを出発してすぐの道沿いにはヤクの姿を見ることが出来ました。
Tashiさんが「はい、あそこにヤクがいます。」と教えてくれたのですが、その発見の早さには驚かされました。
僕には最初どこを指して言っているのか全く分からなく、車で近づいてみてやっと分かったくらいなのですが、Tashiさんにはそれがかなり遠くからでも分かっていたようです。

このようなことは、一度や二度ではありません。
TashiさんやDorjiさんは道中、何か面白いものを発見すると僕に教えてくれるのですが、毎回僕は車が近づかないとその対象には気づけません。

僕の目は決して悪くありません。むしろ、良い方です。
生まれてこの方、メガネやコンタクトなんかしたことはなく、視力検査では未だに裸眼で両目とも1.5前後の結果を得ています。
流石に高校一年生の時の両目2.0に比べると衰えていますが。。。

そんな僕でもなかなか発見できないものを、いとも簡単に発見してしまうブータン人はかなり目がいいように思われます。
実際、ブータン人で目眼をしている人はほとんど見掛けません。

視力7.0とかを誇るマサイ族もメガネしていませんもんね。
メガネが手に入らないだけかも知れませんが。。。笑
あ、でも、最近のマサイ族は携帯を持っているのだとか。。。

話が逸れましたが、やはり自然の中で育ったブータン人の目はかなり健康のようです。

話が逸れたついでですが、ブータン人は木炭で歯を磨くとテレビで見たことがあります。
そのため、歯を磨いている最中、その人の歯は真っ黒になっていました。

そのことについてTashiさんに尋ねてみたところ、木炭かどうかは分かりませんが、ブータンには歯ブラシの木があるようで、田舎の人は未だにその木の枝か何かで歯を磨くそうです。
確か、アフリカ人も木の枝で歯を磨いていた気がします。
ブータン人とアフリカ人は似たような生活をしているのでしょうか。。。笑

そんなこんなで、ガンテから4時間、ウォンディーの町に到着しました。

ホテルはDragon Nest Resort(直訳:龍の巣リゾート)。
農村ステイ中はお風呂に入れなかったため、久しぶりのお風呂です♪
僕は、宿に荷物を置くや否やすぐにシャワーを浴びさせてもらいました。
Wi-Fiもあるようで、家族に無事の連絡を一応入れておきました。

部屋は暖かいし、今夜はぐっすり眠れそうです♪
農家でもぐっすり眠っていましたが…。笑

チンレーにも連絡出来たら良かったのになぁ…。




写真1:ガンテを出発してまもなく現れたヤクたち



写真2-a:火事で燃えてしまったウォンディーゾン
写真2-b:ウォンディーの町①



写真3-a:ウォンディーの町②
写真3-b:ウォンディーの町③



写真4-a:ウォンディーのホテル①
写真4-b:ウォンディーのホテル②



写真5-a:ウォンディーのホテル③
写真5-b:ウォンディーのホテル④



写真6-a:スープを飲むTashiさん
写真6-b:今日の晩御飯


プナカ再び

今日は、明日にインドビザが取得できるよう首都ティンプーを目指します。

ウォンディーを朝の8時半に出発し、まずはプナカに向かいました。
その途中の車の中からは、今日が日曜日ということもあって、アーチェリーの試合が行われている様子を見ることが出来ました。

人数も揃っているし、弓矢も的も正規のものを使用しています。
どうやらちゃんとしたチーム戦のようです。

やはり矢を射る場所から的まではかなり離れていて、的まで鋭い勢いの矢が飛んでいました。
的を射た場合、そのチームはそれを喜び、鶴のような舞いを踊り、射た人には得点の証として色の付いたタスキがかけられます。このタスキの数によって点数が分かるというワケです。


そして、我々が着いた先はプナカにある火葬場。

今日は誰かが亡くなったようで、火葬場の周りには親族と思われる人達が集まっていて、その中にはお坊さんの姿も見えました。
余談ですが、ガイドのTashiさんは日本語がかなり上手なのですが、たまに単語を少し違って覚えていて、"お坊さん"のことをよく"おばあさん"と間違えます。笑

ここブータンでは、前国王の政策により、火葬場は無料で利用できるようになっています。
病院も、診察料、薬代全てが無料です。もちろん、歯医者もです。
お金がないから死者を弔うことができない、治療を受けることができないということがないわけです。
こういうブータンの政策は諸外国も是非見習うべき点だと思います。

火葬場を右手に見ながら、さらに奥へと進むと、長い吊橋が見えてきました。
両岸を結ぶその吊橋はかなり垂れ下がっていて、風が吹いたらかなり揺れそうな感じです。
そして、この橋にもやはりチベット仏教で使用される5色のタルチョが少なからず、橋の手摺りの部分にくくり付けられていました。

橋を渡っていくと、向こう側から一人の老人が歩いてきました。
顎に立派な白い髭を蓄えたその老人は着古されたゴを着ていて、右手には杖、左手には数珠のような装飾品を握り締めていました。

Tashiさんの通訳によると、その老人はなんと85歳で、年に一回プナカで一ヶ月間仏教の教えを説くために、ガサという村だか町から3時間バスを乗り継いでやって来ているそうです。
しかも、単独でです!単品でです!お付きの格さんも助さんもいません。
今でこそバスがあるからまだいいものの、ちょっと前までどうしてたんでしょうね。。。

吊橋を後にした我々は、ブータン2日目にランチを食べたレストランの奥にあるチムラカンという僧院を訪ねました。

ブータン2日目のランチを食べたレストランといえば、、、

そうです、あのおチンコ村にあるレストランです。笑
まさか、またここに来る日がこんなに早く来るとは思いませんでした。笑

チムラカンへは、途中村のような所を通り、30分ほど歩く必要がありました。
そこまでの道の脇には、畑が広がり、民家が並び、外の水道で洗濯物だけでなく自分の髪や体を洗ってしまう女の子の姿もあり、とガンテの農村とはまた一味違った農村の暮らしを垣間見ることが出来、歩いているだけで楽しく感じられました。

また、歩いている途中、ガイドのTashiさんとはブータンの結婚制度について話をしました。
ブータンでは一夫多妻制や多夫一妻制が許されています。
そのことについて聞いたわけですが、どうやら無限に一夫多妻や多夫一妻制が許されているワケではないようです。

一応、国王の持つ奥さんの数を越えてはいけないようです。
現国王の奥さんは1人しかいませんが、前国王は4人の妻をめとっています。
つまり、最大でも3人の夫や妻までしか持ってはいけないのが通例のようです。

しかも、やたらめったらに相手を選ぶことも基本はないようです。
例えば、どちらも妻を持った男兄弟がいたとして、兄が亡くなってしまった場合、その弟がその兄の妻を養うために、自分の妻の他に妻に迎えるということが多いようです。
また、奥さんの姉妹の旦那さんが亡くなってしまった場合も、その奥さんの姉妹を新たに妻として迎えるというケースもあるようです。

ちなみに、前国王の4人の奥さんは全員姉妹です。
つまり、前国王からしてみたら、奥さんは4人いるものの、義理のお父さん、お母さんは1人ずつしかいないのです。
本来ならば、それぞれに親がいるとして、4人ずついるのが普通ですが。。。

一夫多妻はよく聞く話ですが、多夫一妻制はあまり聞かない話なので、生まれて来る子供のこととかで(誰の子かなど)色々揉めないのかなぁと不思議でしたが、こういった背景があったようで、大分納得が出来ました。

チムラカンに着くと、僧院の横の広場では、子供の僧たちがサッカーをして遊んでいました。
家でゲームなどしていないで、外で遊んでいる子供達の姿はやはりいいもんですね♪

チムラカンの外壁には、小さなマネーカー(金車)が無数に取り付けられていて、真面目なドライバーのDorjiさんは、お経を唱えながら、一つ一つ丁寧に回していました。

一方、Tashiさんは「私、面倒臭い。笑」と言って、数個だけ回していました。笑
正直で面白いガイドです。笑 僕の性格上、ピシっとした真面目のガイドはあまり合わないので、こちらの方が僕的にも楽でジョーダンも言い合えて楽しいです♪

チムラカンを拝観した後は、ドチュラ峠へと車を走らせます。



写真1-a:ウォンディーでの朝食@Doragon Nest Resort
写真1-b:国王と3人の妻たち



写真2-a:アーチェリーの試合の様子その①
写真2-b:アーチェリーの試合の様子その②



写真3-a:なが~いながい吊橋その①
写真3-b:なが~いながい吊橋その②



写真4-a:Dorjiさんと
写真4-b:恐る恐る例のポーズを



写真5-a:Tashiさん
写真5-b:仙人のような老人と



写真6-a:チムラカンへ向かう途中にあった村の家
写真6-b:洋服と共に自らも洗濯してしまうブータン人



写真7-a:チムラカンへ向かう途中の長閑な景色その①
写真7-b:チムラカンへ向かう途中の長閑な景色その②



写真8-a:見えてきたチムラカン
写真8-b:チムラカン



写真9-a:チムラカンの横に生えている大きな菩提樹
写真9-b:チムラカンの横でサッカーをする小僧たち



写真10-a:商品のお面で遊ぶTashiさん
写真10-b:"大きさ"という変化を入れてきたTashiさん


一寸先は霧のドチュラ峠

ドチュラ峠に着くと、時刻は14時になっていました。

しかし、残念がら生憎の曇りと激しい霧で先が全く見えず、峠の景色どころではありませんでした。。。

しかも、ここは標高3,150mに位置するためかなり寒く、高山病の気があるのか、こめかみ辺りが痛くなってきてしまいました。。。><。
さらに、山道を登って来たため、ちょっと車酔い…。
ブータンで悩まされる部分はまさにここですねぇ…。

ということで、休憩を兼ねた30分ほどの滞在で、首都ティンプーへ。。。

ドチュラ峠からティンプーまでは遠くなく、車で40分ほどで着くことができました。
ブータン初日以来のティンプーです。

ティンプーは首都ではありますが、首都でありながら、信号もなく、日本からいきなりここに連れて来られてきたら、ここが首都だと思う人はまずいないでしょう。
そのくらい小さい町であります。
ラオスのビエンチャンと良い勝負かもしれません。笑

そして、ガイドのTashiさんと共に、週末に開かれている野菜マーケットを見学しました。
建物は2階建てで、マーケット内は野菜コーナー、フルーツコーナーと種類ごとに分かれていましたが、唐辛子の勢力が凄まじく、マーケット内は異様な匂いに包まれていました。。。

ってか、ティンプーは標高が高いだけあって寒いっ…!!!
そりゃ、僧たちも比較的温かいプナカに引っ越しますよ。。。
こんな寒いティンプーで、暖房もない僧院でお経どころじゃありませんからね。。。

ティンプーに着くと、ちょっと車酔いのためもあり、夕食まで部屋でゆっくりさせてもらうことにしました。
最終日の国境(プンツォリン)までの8時間移動が思いやられます。。。><

ホテルの部屋はかなり綺麗で、湯舟もあり、Wi-Fiもかなり使えました♪
夜はまたまたブッフェ。
食欲は相変わらずありませんでしたが、ポークが美味しく、お代わりしちゃいました☆
ブータンはやっぱりお肉料理が美味しいです♪

しかし、このお腹の調子、いつになったら回復するのでしょうか。。。



写真1-a:ドチュラ峠にあるチョルテン群その①
写真1-b:ドチュラ峠にあるチョルテン群その②



写真2-a:ドチュラ峠にあるチョルテン群その③
写真2-b:ドチュラ峠にあるチョルテン群その④



写真3-a:野菜マーケットその①
写真3-b:野菜マーケットその②



写真4-a:Hotel Phuntsho Pelri
写真4-b:ホテルの部屋


ピロト・ワンチュク国王によるGNS

今日は僕が感じたことを書きたいと思います。

ブータンを有名にした大きなきっかけの1つに、前国王が提唱した国民総幸福量(GNH:Gross National Happiness)という概念が挙げられると思います。
これは、ブータンでは、しばしばその国の豊かさを測る指標となる国民総生産(GNP:Gross National Product)よりも国民の幸福の方を大切にしたいという前国王の思いより生まれた概念です。

実際、僕も前国王の提唱したこの概念によりブータンの存在をより知ることになり、同時に興味を持つことになりました。
そして、3年前、ブータンやこのGNHに関わる本を何冊かまとめて購入し、読み通し、僕の人生観に大きな影響を与えてくれました。

2006年にイギリスのレスター大学の社会心理学者エイドリアン・ホワイト氏がユネスコやWHOなど各種国際機関のデータを分析して発表したGNHランキングでは、

1位:デンマーク
2位:スイス
3位:オーストラリア
4位:アイスランド
5位:バハマ
※ブータンは8位

という結果が出ています。

当時GDP2位の日本は調査対象国178ヶ国中90位と先進国で最下位の結果だったそうです。
ちなみに、GDP1位のアメリカは23位、3位の中国は82位です。
まさに国の豊かさ(GNP)と人々の幸福感が比例しないことを物語った結果となったわけです。

この結果が絶対的に正しいとは思いませんが、「国の豊かさと人々の幸福感は比例しない」ということに関しては、僕もまさにそう思います。

今まで色々な国を旅していて、明らかに貧乏と呼べる人たちを何人も見てきました。
しかし、その人たちが必ずしも全員不幸かというと、そんなことは全くなく、むしろ、生きていて幸せと思えている人の方が遥かに多いように思われました。

だから、僕も国の政策として、GNPよりもGNHを重んじるのには大変賛成です。
でも、同時に幸せってなんだろうと疑問にも思います。
幸せは見えないものだし、個人個人の心理状態によって日々変化しやすいものであり、定義も人それぞれによってバラバラだと思います。
人によって、幸せを感じるときが違うように。

だからこそ、僕は"GNH"ではなく、"GNS"を提唱したいと考えます。

「Gross National "Smile"」です!

「Gross National "Sex"」じゃないよ!笑
ある意味日本には必要かも知れませんが、、、笑

国民総笑顔量です!!

幸せは目には見えません。
しかし、笑顔は見に見えます。
しかも、笑顔でいるときというのは、たとえ本人が無意識だったとしても、幸せを感じているとだと思います。

そして、さらに、笑顔は伝染します。
笑顔は人の心を幸せにします。
笑顔の周りには笑顔があるのです。
笑顔は笑顔を産みます。

つまり、笑顔は自然増殖が可能なのです。
笑顔が増殖するということは、幸せが増殖するということとニヤリーイコールです。

ということで、ピロト・ワンチュク国王は国民総笑顔量の概念を今ここに提唱致します!




写真:ちょっとお茶目なピロト・ワンチュク国王

ティンプー巡り一日目その①

今日は一日首都ティンプー巡りです。

朝起きても、相変わらずお腹の調子は悪く、朝食を食べる気になれず、パスしちゃいました。
その代わり、日本を出る時に、送別の品としてくるみんにもらったお湯をかけるだけで出来る赤出汁を飲みました。
やたら美味い!最高に美味い!!そして、癒されるっ!!!やっぱり日本の味が一番です♪

そして、湯舟があるということで、朝から湯舟に入っちゃいました♪
やはり、湯舟も最高です♪
日本にいるときは基本朝シャワーのみなので、湯舟に入ることはまずないのですが、実際入れなくなると恋しなくなるものなんですね。
日本帰ったら、しばらく湯舟の有り難みを感じたいと思います。

ティンプー巡りの最初は銀行&郵便局です。
ブータンの銀行と郵便局は、セクションこそもちろん分かれているものの、同じ建物に入っていて、右手が郵便局、左手が銀行となっています。

まずは銀行から。
中で働く人たちはほとんどの男女がゴまたはキラを着用していました。

ガイドのTashiさんはやはり有名人のようで皆と仲良しで、普通に営業時間内のオフィス(従業員のみ)の中に入っていき(笑)、僕を色々案内してくれました。
極めつけは"Manager"と書かれたボードが貼られた部屋まで案内しようとしてくれましたが、Managerさんは生憎取り込み中のようで挨拶まではできませんでした。

郵便局では、現国王と女王の切手やブータンと日本のコラボした切手などが色々展示されていて、切手マニアでなくても見ているだけで楽しめました。
特に国王の切手がカッコよく、日本まで20ヌルタム(=34円)とのことだったので、ポストカードを買って送ろうかと思ったのですが、生憎切手は普通のしか販売していないとのことで、残念ながら諦めることにしました。

銀行&郵便局の後は、ティンプーに戻ってきた主要目的であるインドビザ取得のために、インド大使館に赴きました。
しかし、ビザはまだ出来ていないようで、今日はただリコンファームのみで終了。

そして、インドビザの後に必要となるバングラデシュビザを申請するための軽いインタビューを受けるため、バングラデシュ大使館へ。

バングラデシュ大使館は、立派なインド大使館とは全く違い、とても小さな建物で、建物内はやたらマサラの匂いが充満していました。。。
僕が「Smelly...」と漏らすと、Tashiさんは普通に大使館で働く人に聞こえるような声で「Bad smellね!笑」と言っていて、一緒になって爆笑してしまいました。笑

インタビューはビザ申請時のお決まりの「何故バングラデシュに行きたいんだ?」、「どの町に行くんだ?」、「どこに泊まるんだ?」、「どのくらいいるつもりだ?」といった簡単なもので、分からないものは「まだ分からない。」と答えてOKでした。

そして、またもや根本的な質問「何故日本で取ってこなかった?」をされてしまいました…。
まぁ、もっともな質問だけど、今更そんなこと言われましてもねぇ。。。笑
日本でバングラデシュ大使館に電話したら「国境で取得できます。」って言われたしね。。。

そんなこんなで、ビザ取得は明日にお預けです。



写真1-a:くるみんにもらった赤出汁その①
バッキバキ。。。笑
写真1-b:くるみんにもらった赤出汁その②
箸は悠子にもらったもの☆



写真2-a:ブータンの銀行
写真2-b:ブータンの郵便局



写真3-a:銀行&郵便局の入口
写真3-b:左が銀行で右が郵便局


ティンプー巡り一日目その②

インド&バングラデシュ大使館の後は、第三代国王のメモリアルチョルテンを参拝しました。

ここは第三代国王が亡くなられた時に建てられたチョルテンだそうで、敷地の奥にあるストゥーパ(仏塔)の周りには祈りを捧げる信仰者がたくさんいました。

祈りを捧げるにはルールがあるようで、ストゥーパの周りを祈りを捧げながら(お経を唱えながら)、時計回りに三周するそうです。
ここでも、ドライバーのDorjiさんは真面目にお経を唱えながら、しっかり三周しようとしていましたが、ガイドのTashiさんは二周で切り上げようとしていました。笑

さらに、ストゥーパに向かって五体倒置のような祈りを捧げる方法もあるらしく、僕も地元民の場所を借りて、Dorjiさん指導の下、トライさせてもらうことにしました。

まず、掌を顔の前で合わせ、頭の上、顔の前、胸の前、と順番にそのまま移動させ、最後は、倒置(体全体を地面につける)とまではいきませんが、膝と頭と両手を地面に付け、土下座のような状態を作ります。
そして、これを6回繰り返すそうです。
チンレーは3回と言っていましたが、宗派などによって違うのでしょうか。

メモリアルチョルテンの後は、アーチェリーショップを覗かせてもらうことにしました。
そして、ショップに入るや否や見たことのある顔が写っている大きな写真がっ!!!




そうです!Tashiさんですっ!!ガイドのTashiさんですっ!!!


Tashiさんのナショナルチャンピオン時代(1999年)の写真が大々的に飾ってあるのです。
こうして見ると、改めてTashiさんの凄さ、そしてそのような方にブータンをガイドしてもらっている自分の幸運さを感じられずにはいられません。

そして、さすがチャンピオンだけあって、ここでもTashiさんは有名人で、色んな人が友達のようでした。
中には、相手だけが一方的にTashiさんのことを知っている場合もあり、その場合、Tashiさんはその人と話終えた後に「私、あの人知らないよ。笑」と僕にこっそり教えてくれます。笑
まるで、芸能人です。笑

そんなTashiさんの有名さにあやかり、僕はショップで売られていた立派な弓を引かせてもらうことにしました。
ショップで売られている弓は、僕がガンテの農村で使わせてもらった弓と見た目からして全く違い、素晴らしく精巧な造りとなっています。

そして、手に取り、弦を力強く引いてみます。


…!


…!!


…!!!


硬いっ!!


全然動かないっ!!!


正規の弓は、引っ張るにはかなり力が必要なようで、素人の僕には弦を引くことすらできませんでした。。。
Tashiさんはもちろん簡単そうに引いていました。

ちなみに、このアーチェリーの弓ですが、なんと1つ10万円もするらしいです…!
ブータン人の平均所得から考えるとかなり高価なように思えますが、やはり国技だけあって、そこは出し惜しみしないんですかね。

ティンプー巡り午前の部最後は、ゴとキラの工場見学です。
工場といっても、大きい建物内に機械がたくさん置かれていて、高速大量生産されているような大規模なものではなく、こじんまりとた家の中で数人の女性が機織り機のようなものを使い、1つ1つ丁寧に織り上げていくようなものです。

作業の邪魔にならないようしばらくその一挙手一投足を見学させてもらいましたが、本当に細かい作業の連続で、僕には気が遠くなりそうな労働でした…。
ゴにしろキラにしろ、1つ仕上げるのに早くて1ヶ月、遅くて3ヶ月くらいかかるそうです。

食後には、"8ELEVEN"というどこかで聞いたことのあるようなお店に行きました。
入ってみると、中は普通にコンビニで、何かテンションが上がってしまいました♪
ブータンにもコンビニがあるんですね。何か不思議な感じがします。

その後は、ゴやキラのお店を回ったり、お土産屋をひやかしたり、Tashiさん行きつけ(?)のカフェでンガジャ(ミルクティー)を飲んだりして、ティンプーを散策しました。

しかし、本当にTashiさんは有名人のようで、歩いていると次々と話し掛けられていました。
警察にも知り合い(親戚)がいるらしく、もはやブータンの全人口700万人中600万人くらい知り合いなんじゃないかと思うくらいの勢いでした。笑

明日もティンプー巡りは続きます☆



写真1-a:第三代国王のメモリアルチョルテンの看板
写真1-b:第三代国王のメモリアルチョルテンのストゥーパ(仏塔)



写真2-a:メモリアルチョルテン内にある大きなマネーカー(金車)
写真2-b:メモリアルチョルテンの周りを巡礼する人たち(奥)と五体倒置をする人たち(手前)



写真3-a:Dorjiさんに五体倒置を教えてもらうの巻その①
写真3-b:Dorjiさんに五体倒置を教えてもらうの巻その②



写真4-a:1999年度Best ArcherであるTashiさんの写真
今とあまり変わらない笑
写真4-b:本格的な弓



写真5-a:ゴとキラの織物工場
写真5-b:出来上がったゴ(奥)とキラ(手前)










写真6:8ELEVEN(笑)



写真7-a:ランチ
写真7-b:ディナー


歯はちゃんと磨きましょう

今日も1日目ティンプー巡りDayです。

早速Dorjiさんの運転する車に乗り込みティンプー市内をTashiさんのガイドの下、ドライブ!


と、いきたかったのですが、今朝はここ何日か続いていた奥歯ら辺の痛みが気になったため、Tashiさんに頼み、急遽歯医者に連れて行ってもらうことにしました。
痛みの感じでは、虫歯ではなさそうだったのですが、このまま放っといて悪化したら嫌だし、今は信頼できるTashiさんというガイドもいるし、ここブータンは医療費がタダということもあり、記念も兼ねて(←ごめんんさい。。。)診てもらうことにしました。

歯医者は総合病院の建物中に入っていて、内科も外科も含めた全ての患者が1つの敷地内に集まっていました。
これこそ本当の総合病院といった感じです。

ブータンには、病院は各町に1つずつしかないらしく、それはここ首都ティンプーであっても同じことのようで、歯医者であっても開業医というのは存在しないそうです。

病院の中に入ると、中はかなりの数の患者で溢れ返っていました。
休み明けの月曜日はさらにもっと混むらしい。。。
町に1つしかないのではそれも当然ですが、、、

病院では、診療セクションごとに受付があり、そこでまず名前や症状を伝え、軽い案内状のようなレシートを書いてもらいます。
歯医者の受付には20人ほどの列が出来ていましたが、Tashiさんの交渉で客人である外国人を優先して頂き、一番先頭に入れてもらっちゃいました。笑

レシートを受取った後は、歯医者のある建物の中へ行き、ひたすら順番を待ちます。
その間、両手に手錠を掛けられ、警官に連行されている囚人の姿がありました。
牢屋で虫歯になったのでしょうか。。。ちょっとウケます。笑

そして、順番になり、部屋の中へ。
中は日本の歯医者とほとんど変わらないような感じでした。
お医者さんや歯科助手さんはさすがにゴやキラを着ていませんでした。笑

口を大きく開けて、日本でのそれと同じように、目視確認してみたり、痛い箇所を叩いてみて診察してもらった結果、、、

奥歯ら辺の歯間に食べ物のカスが取り切られずに残っていてたようで、それにより歯が圧迫を受け、痛みに繋がっていたようです。
ティンプーは標高が高いため、気圧の変化により、歯間が狭くなるのです。
そのため、その間に食べ物のカスなどが挟まっていると、歯が圧迫されてしまうのです。。。

まぁ、医者からしてみれば、要は「ちゃんと歯を磨きましょうね☆」って話なのでしょうが、1年半前に奥歯の神経抜いてからはかなり念入りに磨いてきたつもりだし、そんだけ圧迫されているようなら歯間ブラシなど特別なものが必要になってくる気がします。。。

そして、最後に一応痛み止めの薬を2種類頂き、診察終了です。
ここでも、Tashiさんのお陰で順番を待たずにお薬頂くことができました♪
もちろん、薬代も無料でございます☆
ここブータンの地で、Tashiさんと共に歯医者来れたことに感謝です♪

ということで、若干出遅れましたが、やっとティンプー巡り2日目スタートです!




写真1:Bhutan Retreat社の車



写真2-a:ブータンの病院その①
写真2-b:ブータンの病院その②




写真3:歯医者でもらった処方箋と薬

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